Go To New World !! いざ、北極圏へ!(リアルタイム更新・その②)

小塚です。アラスカからリアルタイムレポートです!

前回レポート以降、寒さへの順応の意味でも4日間アンカレッジ近郊の湖で粘り、MX-39をメインタックルに最初のターゲットを狙ったのですが……結論から言うと、“とりあえず”敗北!

ルアー(の色)で、どんな魚を狙っていたか想像していただければと思います。

“とりあえず”敗北、とは……諦めませんよ、釣るまでは。

コロナ禍だからこそのリベンジチャンスが、旅の最後にありますのでね(またおいおい)。

……気を取り直して2つ目の、そして今回の旅のメインターゲットを求めて、国内線でいざ北極圏へ!

とりあえず空港最寄りのB&B(ベッド&ブレックファースト)で荷を下ろし、町が面する海へ向かえば……うわー!イメージ通りの犬ぞりだ!

それにしても、空が青い!

新しい土地の1日目は、まずはブラブラと街歩きすることが多いです。

徒歩でも1時間もあれば一周できてしまうような小さな町……アイスドリルを積んだソリを発見!

ターゲットが何かまではわかりませんが、釣り人の存在を確認してホッとしました。

と、そんな時、ひときわ怪しい建物を発見!

入り口にクジラと思わしき頭蓋骨がかかっています。

軒先でスノーモービルを修理していた、エスキモーと思わしき初老の男性が、その奥へ消えていった……。

旅センサーにビビッときた僕は、「エクスキューズミー!」と声をかけ、建物の中へ。

作業小屋と思わしきその怪なる建物、入り口すぐのところに巨大なスプーンが複数ぶら下がっているのを発見!

「間違いない、目指す怪魚を狙うためのルアーだ!」

……そんなこんなで北極圏到着の翌日には、ライフル銃を担いだエスキモー氏の運転するスノモービルに揺られ、氷原を爆走する展開になりました、とさ。(続く)

株式会社モンスターキス代表。怪魚(巨大淡水魚)を追いかけ、これまでに世界56か国を釣り歩く。物心つく前から魚(釣り)に熱中し、30年以上経った今日も継続中。北陸・富山に生まれ育ち、小学4年時にキジハタからルアー釣りを開始、中学・高校時代はバス釣りに熱中。大学進学以後は「今しかできない釣りを。遠くから行こう!どうせなら大物を狙おう!」と世界の辺境を目指した結果、いつしか“怪魚ハンター”と呼ばれ、それが仕事になり、旅は今も続いている。著書多数、近書に「怪魚大全」(扶桑社)。剣道3段。趣味はハンティング(鉄砲)