初めての海外……”出張”であり”旅行”の筈が、しっかり”旅”になったって話【シンガポール編】

テスターの川上です。

インドネシア後編のあと、一人インドネシアに残った僕。

とりあえず首都ジャカルタに戻る飛行機は翌日。

この1日を有効的に使わなければと、現地人にお願いして釣りへ。

車で20分ほど走り、ポンティアナクの街中を流れるカプアス川。

しかし、魚からのコンタクトが渋すぎる。

やけにうるさいエンジンを搭載したボートに乗ってトローリングをするも、完全試合。

陸地に戻ると、「こっち来い」のジェスチャー。

とりあえずついて行くと、停留中の漁船?のようなものに乗せられた。

よくわからないが、この船の上からキャストするらしい。

暗闇の中、遠くにうっすらと見える”生簀”のようなもの。

「あゝ、この生簀の”おこぼれ”でも狙って魚が寄ってくるんかな?」

なんて思いながら生簀ギリギリにキャストを繰り返す。

そして案の定(?)生簀内にルアーをミスキャスト(爆)

刹那、手元に伝わる確かな生命感。

「うわ、やっちゃった……。」

爆笑する現地人が撮影してくれたこの一枚が、僕の”ソロ海外”最初の釣果写真です(笑)

正直、写真としてのクオリティは低すぎる。

使い辛い縦写真だし……。

しかしながら全く作ってない素の笑顔が個人的にかなり気に入りました(笑)

「普通に窃盗じゃね?」と思ったのですが、「全く気にするな!」との事。

「日本じゃ炎上モンじゃないか……?」

そんな小せえ事、この国じゃ誰も気にしてない!

翌日、いつの間にかカビの生えた皮財布を手に出発。

お世話になったインドネシア人とも空港でお別れ。

「テリマカシー!!」(ありがとう)

空港に入り、お世話になるジャカルタ行きの航空会社のカウンターを探す。

2分くらいでカウンター発見!

「……ん?なんか暗くないか?」

航空会社のカウンターを見つけたものの、スタッフいないし、明かりもついていない。

嫌な予感。

空港の窓口スタッフに聞いてみると、

「あの航空会社の本日の営業は終了しました」とのこと。

絶望。

ジャカルタからシンガポールへの航空券も予約済みなんですが……。

「別な航空券取っちゃおうかな、どーしよかーなー」なんて悩みながらスマホをいじってると小汚いオッチャンが話しかけてきた。

ほんとに小汚い。

前歯とか無いし。

言葉は全く分からないけど、スマホで航空会社の発券画面を見せてみた。

すると、オレに付いてこい的なジェスチャーをされた。

とりあえず付いて行ってみることに。

空港の正面入り口を出て、どんどん裏手へ案内される。

裏手にあるトイレ横の扉から階段を上らされて、空港裏の2階エリアへ。

言われるがままについて行くと、そこには航空会社の事務所のようなものが。

あれ?このオッチャン、もしかして良い人だった?(笑)

窓口のおばさんとお姉さんに状況を話し、なんでフライトなくなったの?と聞いてみるも、「運行上の理由です。」とだけ。

次のフライトは翌日の午前中とのこと。

英語話せないんでコミニュケーションがとりずらく、イライラが積もりつつあった僕(高校でちゃんと勉強しとけば笑)

分からないなりに筆談を駆使、横では先ほど案内してくれたオッチャンがまだかまだかと見守っている(これもイライラしたw)

窓口で30分以上粘り、無償で別の航空会社の航空券を発券してもらった。

勝ち取った航空券。

いつの間にかいなくなってたけど、オッチャンありがとう!

無事に首都ジャカルタに向かうことができ、次の目的地シンガポールへ。

そしてシンガポール、チャンギ国際空港へ到着。

空港内にある観葉植物の隣で仮眠をとり、地下鉄に乗って水辺へ。

ちなみにこれがシンガポールで地下鉄を利用する際に使ったカード(日本でいうSuica的なやつ)

デザインが絶望的にダサいのは置いといて、カードワンタッチで公共交通機関が使える辺り、関東のアーバン感があるので非常に動きやすい。

とりあえず空港から近い水辺へ足を運び、シンガポールの水辺の雰囲気を掴むことに。

慣れ親しんだモンエナと日本語の書いてある菓子パンを齧りながら、水辺をウロウロ。

口いっぱいに甘いものを詰め込みながら水中観察。

泳いでいるのは……ピーコック!

HUNTERS HT-7/8」にビッグベイトを装着し流すも、嫌な顔をされる。

この感じはビッグベイトじゃ無いな?

プラグに変えたり、トップを試すも、全部嫌な顔されて終わり(笑)

どうやらシンガポールの釣り場は思っていた以上にプレッシャーが高い様子。

近くにいる釣り人だけでも6人ほどのルアーマンが。

どうすっかな~とバッグを漁っていると、フラッシュJと目が合った。

(ちなみにポンティアナクでアーチャーを釣ったのもこのフラッシュJのしっぽw)

 「HT-6×4」を準備し、日本の秘技、フラッシュJノーシンカーを放る。

チョン、チョン、ググッッッ!

初ピーコック、シンガポールファーストフィッシュ!

いやー、スピニングタックル準備しておいて良かった……。

ちなみにこれがレギュレーション。

日本であればミミズなんかを放りたくなるけども、貯水池の為水を汚す可能性のあるものはアウトだそう。

そんなもんで、適当に見えている小魚もワームの切れ端で釣る必要がありました。

(フライフィッシングも禁止されているようだったけど、やってる釣り人結構いたな……。)

HTー26」でマイクロルアーフィッシング。

ちっこいピーコックやらシクリッドは延べ竿でテンポ良く釣るのが楽しい。

釣りを続けるうちに、食い方と性格はラージマウスと全然違うけど日本のバス釣りに通じるものがあると気付き、地元のバス釣り感覚で魚にアプローチしていく。

そうこうしているうちに感覚を掴み、次第にサイズを狙えるように。

ちょっとサイズアップ。

そしてこの貯水池のマックスサイズ?と思われる大きさのピーコックも初日の午前中にゲット!

サイズに比例して賢くなるの日本と同じなようですが、間の作り方が分かれば比較的釣りやすい魚かも?

初日はこれで満足したので、ぷらぷらと観光して宿(空港の観葉植物の横)に戻り就寝。

翌日は開拓の方に力を入れたのですが、レギュレーションの厳しさもあってかなかなかに苦戦。

空港戻るか~なんて考えつつ、最後駅近のに貯水池をチェック。

水中を見るとやけに発色の良いピーコックを発見!

アプローチするも食わせきれず。そのままタイムリミット。

そして宿(空港)で一人反省会w

ちなみにチャンギ空港はWi-Fi環境が比較的良くて、普通に日本と連絡とりながらダラダラできて快適でした。

アイスあるし。

小塚さん支給のモンベルさんのキャンプシーツ(ネイビー)が活躍

翌日、昨日食わせられなかったピーコックを狙いに同じ貯水池まで。

今更ながら、小型バックパック1つなので地下鉄も非常に快適。

悪目立ちしないし、何より動きやすい。

水辺に着くと水位が変化していて魚が全く見えない……。

とりあえず寝て、水位が適当になるのを待つことに。

そして4時間ほど(寝すぎだろ)ベンチで爆睡した後、水辺を見ると水位も良い感じになってる!

 シンガポールで大活躍中の「HT-6×4S」を準備し、極彩色が回遊してくるのを待つ事さらに40分。

フラーっと現れたピーコック。

日本流のネチッこいリグを放ってやると躊躇いながらも啄んでくれた!

マックスサイズでは無いものの、ゲームフィッシュらしい派手なジャンプを繰り返し、観念したのはシンガポールの美しい外来魚。

海外に出てまで外来魚を狙うってのも変な話かもですが、シンガポールに来たら絶対に釣りたかった魚。

南米の本場ピーコックは来月以降(=2023年11月以降)のお楽しみ。

そして帰国の日。

飛行機の時間までは多少のゆとりがあったので、シンガポールではかなり有名な釣り堀に行ってみることに。

4時間ほど釣りをして、釣果はこの鮒みたいなやつ1匹のみ(笑)

シンガポールの釣り堀は非常に渋かった……。

そんな感じで、思いの外ハイプレッシャーなフィールドに苦しめられたものの、なんだかんだで4日間ほど満喫できたなと。

ゆるーい感じで釣りを進めましたが、今回の釣行で色々掴める部分があったので次回はもう少し時間を作って本腰入れたいと思います。

近いうちにまたくるぞ!シンガポール。

<追伸>

2022年10月現在、マーライオンの前は釣り禁でした。

竿もって撮影だけしようと思ったけど、そんなことできる雰囲気ではなかった(笑)

中部地方在住。幼少期の海釣りにスタート、中学時代はライギョ釣りにハマり、以後淡水魚釣りに傾倒する。高校2年時から釣りや生き物に関するライター活動を開始。卒業後もバックパッカースタイルで日本中を駆け巡り、持ち前の意地と諦めの悪さで憧れの魚たちを抱きしめてきた。2021年には、日本国内では過去最大級と思われるアリゲーターガー(167cm)を釣り上げ、地上波テレビにも出演。好きな飲み物はドクターペッパー。