「HUNTERS HT-7/8」と「Batrachus」で攻める新潟の雷魚ゲーム。

テスターの川上です。

他のテスターさんからも続々とライギョ関連のレポートが上がってきているようですので、今回は僕も便乗して、旬の雷魚関連のレポートを書いていきたいと思います!

意外と語られていなかった”HUNTERSシリーズでの雷魚ゲームの展開”と僕の地元である新潟にフォーカスした”新潟の雷魚シーンにおけるフロッグの選択”という点で書いていきたいと思いますので、どうぞお付き合いください。

初めに、”HUNTERSシリーズでの雷魚ゲームの展開”について書いていきたいと思います。

ハンターズシリーズと書きましたが、当然の如くメイン機種になるのは「HT-7/8」になります。

試験的にフロッグゲームで「HT-6/7」を導入し、何度かフィールドでテストしてみましたがフルオープンならば問題なく魚を掛けることができるものの、少しカバーや障害物が絡んでくると「気持ち良くないな」と感じたのが正直なところです。

また、足場が高く胸辺りまでフェンスがあるようなシチュエーションでは不安感がゼロではないので、雷魚ゲームのメイン機種には「HT-7/8」を採用しています。

僕が好んで使っているのが可変長レングスを利用した「HT-7/8」の”黒い7フィートモード”です。

サイトの呼吸打ちなんかだと近距離~中距離でこのセッティングがドンピシャでハマります。

細かいことを言うと、長さのある”8フィートモード”を使用することによって得られる”ラインメンディングの際のリカバリー能力”も捨て難いのですが呼吸を確認した後の構え~キャストのクイックさと周囲の障害物によるキャストフォームの制限を考慮した結果”黒い7フィートモード”に落ち着きました。

これが遠距離の呼吸打ちに変わると”8フィートモード”に軍配が上がるのですが、僕が通うフィールドは小場所が多く、必然的に近距離戦が多くなるのです。

近距離戦で大型の魚を掛けた際に「パワー負けしない為に」と言う点も短いセッティングを使う理由になっています。

簡単に言語化すると”短いロッドの方が人間にかかる負荷は少なくなる”と言うのが本質的な部分なのですが、これが「梃子の原理」というやつです。

余程のヘビーカバーでない限りは、基本的に「HT-7/8」が得意とするシチュエーションですので、雷魚ゲームをハンターズで楽しみたい方の参考になれば!

しかしながら、ガッツリ藻達磨になった良型が相手だと少しキツイかな~と感じる瞬間があったのも事実。

ヘビーカバーを中心に釣りを展開していく場合はもう少し強いタックル、現行機種でいうとDearMonsterシリーズの「MX-∞」なんかをセレクトするのをオススメします。

もう一つ。

”新潟の雷魚シーンにおけるフロッグの選択”について書きたいと思います。

新潟の雷魚シーンでは意外と小場所やショートキャストを中心とした釣りの展開が多いように感じるのですが、そんな時にハマるのが「Batrachus(バトラクス)」です。

付属のスロットシンカーをセッティングの上、ブレードチューン済みでこんな感じ。

新潟のメジャーポイントの雷魚は賢く、大型のフロッグでは口を使わせる事が出来ない個体がかなり多い様に感じます。小粒のバトラクスはプレッシャーの高いポイントでも比較的口を使わせやすく、常に一軍で活躍しています。

モンスターキスでは他のタイプのフロッグの開発も進んでいますが、他のフロッグを手に取れば取るほど、バトラクスが新潟にドンピシャのフロッグだと感じます。

小粒ではあるものの”飛距離”と”水押し”の部分では言うことなしで、カバーゲームの際には多少距離が離れている魚も引っ張って来て口を使わせることが可能になっています。

今回はこんな感じで新潟の雷魚ゲームを中心にレポートを書いてみました。

新潟の雷魚は全国的にみても割と有名ですが、全体的に見るとプレッシャーが高めなフィールドが多いです。

フロッグのチョイス一つで記録級の魚を獲れるかどうかが左右される釣りですので、本当に信頼できるフロッグをラインに結びましょう!

テスト中のフロッグについては、また次回以降に……。

中部地方在住。幼少期の海釣りにスタート、中学時代はライギョ釣りにハマり、以後淡水魚釣りに傾倒する。高校2年時から釣りや生き物に関するライター活動を開始。卒業後もバックパッカースタイルで日本中を駆け巡り、持ち前の意地と諦めの悪さで憧れの魚たちを抱きしめてきた。2021年には、日本国内では過去最大級と思われるアリゲーターガー(167cm)を釣り上げ、地上波テレビにも出演。好きな飲み物はドクターペッパー。