お騒がせ男の川上です。
自分にとって、ディアモン最初の「1」本になった「MX-1」、1年以上使ってみて感じたことを、「MX-0」との使い分けを意識してレポートしたいと思います。
あらためて、「MX-1」は僕が手にしたディアモンスターの最初の1本です。リリースされた2020年当時高校生だった自分は、価格的にもハンターズシリーズにこだわりを持って釣りを楽しんでいましたが、「MX-1」にはビビっときました。
手にしてすぐ、その最大の特徴である”ガイド付き”という部分を体感すべく、ある程度大きさのある魚を狙いに。
相手は50センチ程のメナダでしたが、手ドラグを駆使してキャッチ。掛けた獲れるかどうか、本当の意味で”ウデ次第”のファイトは、想像以上に楽しかったです。
「MX-1」での1番のメモリアルフィッシュは、緋鮒(ヒブナ)です。テスター就任以前に、MKゼロワンフォトコンで優秀賞をいただいたのも良き思い出。
偶然の出会いでしたが、この偶然の出会いをモノにするのが小物竿の仕事かと思います。
持ち上げてばかりもアレですので、あえて「MX-1」に不満を感じたシチュエーション、「MX-0」を使いたいなと思った釣りを一つ。
こちらは沖縄・那覇市内の側溝で釣ったグッピーですが、水深30センチも無い水路でこのサイズの魚を狙う際、ミリ単位の操作ではロッドは軽ければ軽い方がいい。
この時は「MX-1」に装着されているガイドの存在が視覚的にも不要でした。
グッピーと同じ水路で手にしたコンビクトシクリッドです。
タナゴ針にワームの切れ端(匂い付きワーム推奨)を付けておくと、様々な魚が釣れて楽しめました。
その後も様々なフィールドで使ってみて、ガイド無しの「MX-0」との使い分けの要点は、ズバリ“ターゲットとの距離感”だと感じています。
具体的には、半径2メートル以内なら「MX-0」、それ以上なら「MX-1」ですね!
……最後に「MX-Slide Grip」についても触れておきたいと思います。
このオプションパーツを「MX-1」に装着することで、リールを用いたキャスティングにまで対応することが可能になります。
国内での釣りであれば、管理釣り場のトラウトを筆頭に、肩の力を抜いたライトゲームがドンピシャかと。
不意の大型魚とファイトも、リールのドラグを使えば、“手ドラグ”よりはラクになります。手に出来る魚を格段に増やすことができるので、国内外問わず釣りの幅を広がります。
ちなみに、「MX-Slide Grip」からスライドリングを取り外せば「MX-0」でも使用可能です。
握りが太くなることで、一長一短でてきます。
誤解を恐れずに言えば“味気ない”、シンプルすぎるようにも思える細い標準グリップが、なぜ標準とされているか、体感していただけると思います。
次回はまたお騒がせ系の大物釣りをレポートします。
“拾った”ではなく“釣った”ゼ!