2馬力レンタルボートで叶えたロクマルドリーム。池原で文字通りの“オンサイト”釣行。

こんにちはテスターの菅野です。

前回に引き続き池原ダムへの釣行レポートです。

この釣行で池原は2024年だけで5回目。

これまでは辻テスター同伴のもと手取り足取り教えてもらいながらの釣りでしたが、予定が合わずこの日は単独釣行。

僕は免許を持っていないので2馬力のレンタルボートで挑みます。

しかしこんな日に限って記録的な大雨、これまでの記憶と少ない経験をもとに目星をつけていたエリアは土茶にごりで完全に終わっていました……。

2馬力なのであまり遠くは行けず、右往左往し開始早々に迷走モード。

過去の池原での釣りは如何に辻テスターに甘えていたかと思わされ、所詮今までの魚は自分の力では釣れなかったんだなと再認識させられました。

魚に触れることすら出来ずコテンパにされた前半戦。

しかしながら悪い状況の中でも少しずつ集めた情報をもとに釣りを展開していくと、後半につれ魚に触れられるようになりました。

この日メインで握っていたのはシーバスバーサタイル用に開発した「Shinkirow ON-SITE 69///80MHC」。

ラインはフロロ16lbにルアーはデプスのリバウンドスティック7インチのフリーリグ(7g)。

13時ごろ雨はピークを迎え10mm前後の土砂降りが僕を追い詰めます。

そんな中、今日の状況下では一級であろうポイントを見つけ遠くからエンジンを止めて波を立てないようにエレキでゆっくり近づきエントリー。

警戒心を与えないようにロングキャストでワームを岸に乗せてアプローチ。

そっと転がしボトムを取ってワンアクション。

コンッ!小さなバイトしっかり食ったのを確認しフックキングをかますと過去イチの重量感、エラ洗いでロクマルを確信し強引にネットイン!

すぐさまライブウェルに入れボート小屋のY企画さんにて丁寧に計測すると63センチ3300グラム!

ややラッキーフィッシュ感は否めませんが、ようやく夢にまで見たロクマルを手にでき感無量でした。

シーバス用として開発したオンサイトは、オールドファッションの“いわゆるシーバスロッド”とはテイストが異なり、操作性、キャスト性能を高めたためハリのあるブランクを採用しました。

その副産物として非常に感度にも優れ、ロックフィッシュにも使用していましたが、「絶対バスにも使えるのでは?」と持ち込み、さらには良い結果を出せたのは非常に嬉しい釣行でした。

さて夢にまで見たロクマルと書きましたが、2週続けて60cmを釣っても全然喜ばず「狙ってるのはコレじゃないんだよな」と言っていた辻テスターを見ると、「やっとスタートラインに立てたな」とも感じます。

そんな夢ある池原という素晴らしいフィールドはこの先も継続的に通っていきたいと思います。

免許無しの僕でも、操船可能な2馬力レンタルボートでも、ロクマルに届きました。

ぜひ皆さんも挑戦してみてください。

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1999年茨城生まれ、青森育ち。小学5年生で釣りを覚え、コイやナマズを釣りながら“怪魚”への憧れを膨らませて成長。高校1年生の冬に「まだ誰もやったことがないことをしよう!」とタイへ単独釣行。以後、高校在学中の3年間で計4回、5か国を釣り歩く(資金はすべてアルバイト代)。一応は大学に進学したものの、ムベンガを釣るために半年で退学し、コロナ禍で足踏みを余儀なくされるまでに計7回8か国へ釣行した。海外釣行が難しい現在は、「HUNTERS」を手にシーバスをライフワークとして日本各地を飛び回っている。趣味はルアー作り。