ツリクライムby「HT-26」〜西日本最高峰を釣る〜

こんにちはテスターの菅野です。

高知に引っ越してきて約2ヶ月、最近の悩みといえば高知に二郎系のラーメンがないこと。

ですかね、定期的に食べたくなるアレ、脂とニンニクを体が欲しています。

さて今回はタイトル通り西日本最高峰を釣り登るという、釣りと登山を組み合わせたサバイバル登山をしてきました。

西日本最高峰は石鎚山、と言っても標高は1982m登山道も整備され無雪期なら誰でも登れてしまう山でもあります。

ですが、沢登りとなると難易度がグッと上がります。

沢登りとは、簡単にいうと登山道を使わずに沢筋を辿って山頂を目指すと言う登山。

道が無いため、藪を漕ぎ、時には泳いだり、滝を登ったり登れなければ高巻き(滝や壁を迂回すること)したりと、自分自身の能力次第でその登山が決まって行くと言う非常に自由度が高く面白い登山です。

更にそこに食料調達としての“釣り“を組み合わせることでより自然の一部に入り込み面白さが増します。

今回は日本の伝統的釣法テンカラに拘ってみました。

ロッドはハンターズ「HT-26」、毛鉤は自分で巻いたもののみを用意しました。

その日は朝から雨が降り続け気が重い中の出発となりました。

まずはある程度進むため竿は出さずに歩きます。

今回懸念していることは火を起こせるか否かということ、体が濡れている山中で暖が取れないとなると低体温症のリスクが高まり非常に危険です。

数日前から雨と分かっていましたが今後のために敢えて強行しました。

歩き始めて2時間ようやく傾斜が出始め滝が出てきました。

落差は5~6mほどの魚止めと言う滝

後から聞いた話ですがクライマー系の人以外はほぼ高巻きするそうです。

左壁から登っていきます。一見登りやすそうに見えてほぼ垂直かそれ以上か。

最後の方で立ち往生してしまい、「あ、オワタ、」となりましたが左上から手を差し伸べるように木のか細い枝が伸びていたので慎重に手繰り寄せなんとか完登しました。

さて肝心の釣りはというと魚止めより上はより川幅も狭くなり「HT-26」の適度な短さが活きました。

他社のテンカラロッドに比べるとかなり短い方ですが源流域でのバックスペースなどを考えるとかなりストレスフリーで釣りに集中できます。

その分魚との距離感が近くなり気づかれやすいですが岩に隠れるなどして対応します。

自身の経験上アマゴは渓流魚の中でダントツに警戒心が高い印象で、イワナの距離感で釣りしていると気づかれてしまい初めは苦戦しました。

滝の上は魚影も濃く自分で巻いた毛鉤が次々と襲われます。

しかし、なかなか掛からず苦戦、テンカラはやればやるだけ面白みが増していきますね。

なんとか計4匹のアマゴを釣り食糧確保できました。

これだけあれば腹を満たせるので、楽しくなってきたところでしたがグッと堪え竿をしまい、先を急ぎます。

日本滝100選の御来光の滝、落差102mとかなり迫力がありました。

ここを登っていき……

ここは流石に高巻き、いつか登ってみたいですね。

翌日のルートを確認しこの日は16時頃には行動をやめ野営しました。

まずは適当にタープを貼り体が冷えていないうちに薪を集めます。雨で全てが濡れている森の中では大岩を探します。

大抵岩の下や隙間に乾いた木々が一つ二つ落ちているのでそれをひたすら集めます。

まずはその木で着火させ安定したら濡れていても良いので薪を大量に集め火の周りで乾かします。

表面は濡れていても案外中は乾燥しているので、焚き火で乾燥さると普通に使えます。

これで低体温症を免れ一安心。

次に米を炊き魚は塩焼き1匹は翌日の為に燻製に。

染み渡る美味さですね。

夕方には止む予報でしたが結局深夜まで降り続け不快な夜を過ごしました。

朝7時行動開始、ここから渓相が変わり傾斜がキツくなりました、というか壁が続きます。

というのも谷底から山頂まで一気に約800m標高が上がるので無理はありませんね。

ギリギリロープなしでもと言ったところ、とはいえ一歩間違えば谷底へ。

一歩一歩慎重に指先の感覚を研ぎ澄まし、時には頼りない草に命を預けてよじ登ります。

行動開始から2時間ひたすら壁を登っていくと更に傾斜がキツくなりました。

草木が無くなり霧に包まれ濡れた岩肌が異質さを醸し出し、緊張感が走ります。

カメラを下に向けているのわかりますかね。

なんとか完登し稜線を進むと霧の中から人間の声が、行動開始から約3時間ついに山頂へ

瀬戸内海と太平洋を望む絶景のはずが、そこは視界5mの真っ白な世界。

景色は残念でしたが良い釣り登山ができました!

山小屋や人に会って一気に気持ちが冷め高速道路(登山道)を使って走って下山。

ここから更にアレを探して歩みを進めます。そしてついに辿り着いたのは、

「全てこれでよかった」と思える最高の1……。

一杯!

疲れた体に染みるハイカロリーハイリターン。

二郎系と書いていたけども二郎風?なラーメンでしたがそれでも美味しかった。

ラーメンも自力開拓が必要のようです。

今回は登山を通して釣りそのものを楽しんでみました。

超細分化が進む釣り業界、それはれで面白いですが、釣りそのものを目的ではなく手段として、いつもの立ち位置を変えてキャストしてみると、いつもと違った“楽しい未来”があったのでは無いかなと思います。

モンキスでは全シリーズ専用ロッドは存在せずなんでもありです。

モンキスロッドをお持ちの方、何にも縛られず色んな釣りをしてみてください!

以上モンキステスターからの提案でした!(無理矢理締めるw)

1999年茨城生まれ、青森育ち。小学5年生で釣りを覚え、コイやナマズを釣りながら“怪魚”への憧れを膨らませて成長。高校1年生の冬に「まだ誰もやったことがないことをしよう!」とタイへ単独釣行。以後、高校在学中の3年間で計4回、5か国を釣り歩く(資金はすべてアルバイト代)。一応は大学に進学したものの、ムベンガを釣るために半年で退学し、コロナ禍で足踏みを余儀なくされるまでに計7回8か国へ釣行した。海外釣行が難しい現在は、「HUNTERS」を手にシーバスをライフワークとして日本各地を飛び回っている。趣味はルアー作り。