こんにちはフィールドテスターの菅野です!
今回はディアモンスターの最強モデル「Dear Monster MX–∞」をレポートします。
近年はハンターズシリーズを握る機会が多い僕ですが、それ以前はディアモンスターの基本モデル3本、通称“ディアモン御三家”(「MX-6」「MX-7」「MX-∞」)を愛用していました。
その中でも「MX-∞」は僕が最初に手にしたディアモンスターで、個人的に1番使用歴の長いロッドでもあります。
振り返ってみると自身のメモリアルフィッシュはとり分け「MX-∞」での釣果が多い気がします。
気がするだけでなく事実、ここ一発、「絶対獲りたい!」というシーンでは自然と「MX–∞」を握っていますね。
最初の1本にして最強のモデルを選んだきっかけは、2017年高校3年生の夏休みに、南米ガイアナでブッコミ釣りをする為でした。
初めての南米大陸、ビビりながらも単独、事前手配なしのバックパッカースタイルで乗り込みました。
なんとか辿り着いたエセキボ川では、憧れのピライーバを想いひたすらにブッコミ。
リールはアンバサダー10000Cをセッティング。
雰囲気重視……ではなくて、少しでも節約し現地滞在費に回したいとの思いから選択。
しかし、時期が悪かったか、思うようにいきません。
さらに大型のブラックピラニアの猛攻に大苦戦。これはこれで嬉しいんですけどね。
それでも後半、待望の初ナマズはレッドテールキャットフィッシュ!
誌面やネットでしか見たことが無かった魚を手にし、感動しました。
激流でヒットした後、流れに乗って猛ダッシュされましたが持ち前のパワーを活かして激流の中から引き出しキャッチ。
このサイズであれば流れがあろうとバットは余裕を持て余すほど。
結果的にはピライーバやジャウーといった憧れた魚達には出会えず……。
経験値の無さを痛感し、トラブルばかりの旅で釣りも満足にできず、釣果としては自慢できるモノではありませんでしたが、「Dear Monster MX-∞」との馴れ初め遠征は、記憶に残る良い旅でした。
海外だけでなく国内に目を向けると、自身初のアカメを手にしたのも「MX–∞」でした。
同行していた「辻航希」テスターも、「MX-∞」で123cmをキャッチ。
ペットボトル浮子&40センチクラスのボラをオーバーキャストし、杭やロープが張り巡らされた場所で掛けてからはフルロックでファイト。
止めるべくところでしっかりと止めキャッチに至りました。
ブッコミや雷魚といったイメージの強い「MX-∞」ですが、必要以上に大きく無いガイドセッティングと、このクラスのロッドではかなり軽い自重(250グラム以下)、長すぎず短すぎない7フィートのレングスは、故に操作性も高く、雷魚以外にも様々なルアーゲームでも積極的に使用しています。
例えば、ロックショアからの青物などにも。
近年注目が高まるジャイアントベイトゲームでは「まさに!」といったところではないでしょうか?
強い(≒堅い)ロッドというのは、まずは巨大魚を獲るためという方向に目が行きますが、重いものを投げ、メリハリをつけたアクションをつけるという方向でも、1本持っていると釣りの選択肢が広がります。
参考までに「HUNTERS HT-7/8」では、東京湾奥の激戦区のショアからでも、30センチ6オンスクラスのジャイアントベイトでシーバスをゲットしました。
200グラム程度のルアーであれば「HT-7/8」で対応できましたが、これ以上のサイズのルアーや、よりキレがあるアクションを出すには、「MX-∞」が必要になってくるでしょう。
普段の釣りに飽きて来たと言う方は、「MX-∞」でジャイアントベイトという新しい世界に挑戦してみてはいかがでしょうか?
スレて何を投げても反応しない、がしかし20センチ以上のルアーなら反応する。東京湾奥でもそんな場所が多いのが事実。
「MX-∞」なら30センチ超、250グラムオーバーのジャイアントベイトもフルキャストすることが可能です。
2015年の発売時から、先見の明があるジャイアントベイターが使用していたと聞く「MX-∞」。
当時から既に50センチ以下の仕舞寸法で、いわば終点まで来ていたことで、高校生だった自分には、まずはアマゾンへの相棒として出会うことができました。
そして時流れ、現在僕自身もジャイアントベイトゲームへと追いついて、新しい世界の入り口に立っている……。
今年は僕自身「MX-∞」でジャイアントベイトを深めていければと思っています!