釣り旅に真摯に「冒険」を追求する、菅野慈という狂熱。

モンスターキスフィールドテスターの菅野慈(カンノシゲル)です。2020年からハンターズの開発に関わらせていただいてきましたが、新ホームページ開設に伴い改めて自己紹介します!

(2020年、コンゴ共和国でムベンガ。「HUNTERS HT-7/8」にて)

1999年生まれ、茨城県出身の青森育ちの22歳で、現在は関東に住んでいますが、近い将来、地方への移住を考えています。釣り旅は高校1年から始めましたが、資金は自分で稼いでいくことにこだわってきました。タイから南米ガイアナまで、高校在学3年間で計4回5ヵ国釣り歩いて卒業。その後、コロナ禍で足止めされる2020年春までに合計7回8ヵ国を旅して、現在はシーバスを軸に国内の釣りを深めています。そこには一貫している思いがあります。「まだ誰もやってないことをしよう!」ということです。

(高校1年の冬にタイで手にしたシャドー)

「まだ誰もやってないことをしたい」……そんなことを考え始めたのは、中学3年生の時でした。当時自分で調べた限りほとんど前例が見つからなかった高校生での海外釣旅を計画しました。コンビニのアルバイト代を握りしめ、高校1年生の冬にタイへ初めての一人旅。右も左もわからぬ中、紆余曲折を経て手にしたシャドーの感動は、今でも忘れられません。これが僕にとって最初の“怪魚”との出会いでした。

(高校3年夏ガイアナにてブラックピラニア。「Dear Monster MX-∞」にて)

(ガイアナにて。パッケージツアーではなく、行き当たりばったりの旅で手にしたレッドテールキャット。「Dear Monster MX-∞」にて)

(高校3年のアジア旅で手にしたワラゴアッツ―。「Dear Monster MX-6」は10代を共にした一本で、大小問わず様々な魚と出会わせてくれました)

高校2年ではタイに再訪、高校3年時にはガイアナへのアマゾン一人旅、アジアに未知の渓魚を追うなど、「最年少」を自分なりの冒険のテーマとして、高校時代を駆け抜けました。卒業後も旅は続き、2019年のコンゴでは19歳でムベンガに挑み、破れ去りました。

(同行した辻航希さんが20歳で釣獲。僕らが把握する限り、外国人として史上最年少記録。「Dear Monster MX-∞」にて)

同年冬に行ったラオス無人渓谷への“単独開拓”行は、日本から1人で行くだけでなく、金銭を介したガイドサービスの利用はもちろん、土地勘のある村人など現地一般人の同行も無しの旅。渓流をテント泊しながら徒歩で遡行、言葉を精査した上で「単独」「開拓」行を実践し、“釣り旅”でこれまでぼんやりしていた部分に切り込んだんじゃないかなと考えています。

(2019年冬のラオス開拓行。ハンターズをバックパックに入れての、初めての海外旅)

(目的の魚には出会えなかったけれど、今後の旅のビジョンが見えた。「HUNTERS HT–6/7」にて)

そして、2020年春、世界がコロナに犯される前のギリギリのタイミングでコンゴに再訪、20歳10ヶ月でムベンガを釣獲しました。最年少記録は辻さんの20歳2ヶ月に譲る形となりましたが、しばらく海外に行けなくなる前に“究極の怪魚”にまで到達できて、良かった。仕方がない事ですが、コロナの影響で既にアジア人差別が酷かった……。

(「HUNTERS HT-7/8」にて。その時も辻さんといく予定でしたが……結果的に、単独行に)

狂ったように世界を目指した10代を経て、20代を迎え、コロナ禍含めて自らを客観視できるゆとりを得て思うのは、「最年少」へのこだわりは、切り口の1つだったということ。とはいえ、自身では2度と更新不可能な「今しかできない」旅として、全力をぶつけて良かったなと思っています。その上で……「誰もやったことが無いことをしよう」という思いは、今も変わらない。今後も、僕の釣り旅のテーマであり続けていくと思います。

(2019年に始動したモンスターキスの新ブランド・ハンターズシリーズには、開発段階から関わらせていただきました)

コンゴから帰り、そして迎えたコロナ禍。海外釣行が難しい……できないわけじゃないけど、コスパが悪いと感じる現在は、国内のシーバスが僕のライフワークになりました。国内で数いる魚の中でなぜシーバスなのか?幼少期を過ごした青森で釣りを始めた僕ですが、陸奥湾の最奥に位置する青森市はシーバスの生息数が少なく、とはいえどうしても釣りたいと、高校3年生の秋に遠征を企画しました。「ただ釣っても面白くない。オトナになったら、たくさん釣る時が来るだろう。それならば、せっかくの“初“は、最高の一匹にしよう!」 ふと通学に使っていたボロボロの自転車に目が留まりました。「これだ!」と直感し、急いで地図を広げました。やはり「最高」というには「苦労」は必須条件。「秋田県なら行けそうだし、なかなかに苦労しそうだ」と米代川へ向かうことに。

(青森秋田の県境にて)

ルアーケースには出発直前に中古屋で買った国産S字系ルアーと、ラパラのFマグ18の2つだけを入れて出発しました。米代川まで約150kmを自転車で自走し、ハンガーノック(低血糖状態)で意識が飛んだり、アルコール中毒の人に泊めてもらったり、台風後の増水で溺れかけたり……悪戦苦闘しましたが、滞在最終日に遂に自身初シーバスを釣ることができました。サイズも、82センチといきなりのランカー。釣りに旅を組み合わせる事で、最初で最後になる“初めての1匹”を、最高の一匹にすることができました。

(国産S字系ルアーで釣った初シーバス82センチ。「Dear Monster MX-∞」にて)

帰路は燃え尽き、自転車ごとヒッチハイクして帰りました。……そんな経緯があっての2020年の春、「コロナ禍に国内で釣りを“深める”なら、僕はシーバスだ!」と、あの旅の情熱が再熱したわけです。以後「HUNTERS シリーズ」を手に国内を満喫、近々よりシーバスのポテンシャルの高い地域へ「“住む”という旅」(移住)を計画しているくらい、釣り狂っています。「ムベンガ(究極)までやり切った!」という思いがあるから、「誰よりも、少しでも早く海外へ」という風には、考えていません。再び海外へ挑む日に、真に「まだ誰もやっていない」旅が描けるように、いましばらく日本に新しい世界(冒険)を探したいと思っています。

(メガドッグ220でシーバス90センチ。「HUNTERS HT-7/8」にて)

中学時代に世界を目指し、そろそろ10年。濃密だった10代の日々を思い返せば、普段の釣りから世界への挑戦まで、僕の釣りと共にあったのがモンキス製のマルチピースロッドでした。これからも自身の釣りと旅を通して、僕なりの使い方、使い続ける理由を発信していければなと思っています。
創業10周年、モンスターキスの進化と、そして自身の成長に期待して……これからもどうぞよろしくお願いします!

1999年茨城生まれ、青森育ち。小学5年生で釣りを覚え、コイやナマズを釣りながら“怪魚”への憧れを膨らませて成長。高校1年生の冬に「まだ誰もやったことがないことをしよう!」とタイへ単独釣行。以後、高校在学中の3年間で計4回、5か国を釣り歩く(資金はすべてアルバイト代)。一応は大学に進学したものの、ムベンガを釣るために半年で退学し、コロナ禍で足踏みを余儀なくされるまでに計7回8か国へ釣行した。海外釣行が難しい現在は、「HUNTERS」を手にシーバスをライフワークとして日本各地を飛び回っている。趣味はルアー作り。