夏から秋に!「NEW-DAWN」と「MX-7S」、長短使い分けてシーバス・ジャーキング。夜もOK!

富山のシーバスマン、定廣です。

ようやく暑く長かった夏が終わり秋めいてきたこの頃ですが、今年の真夏のシーバスゲームを振り返って書いていきたいと思います。

さて、いきなり本題ですが2024年の夏に最も活躍したのがジャーキングメソッド……所謂ロッドを煽ってルアーをダートアクションさせるメソッドです。

一般的にはリアクションバイト狙いのメソッドとして知られているかと思いますが、実際ただ巻きでは食わせられない状況でもガンガン魚を掛けられる非常に強力なメソッドで、私自身も何年か前から多用していますので、紹介していきたいと思います。

メインで使用していたのはX-80マグナム。

オープンエリアを広く探るのにロングジャークが得意で、反応を探す段階で良く使用していました。

その他にはX-80、ハイスタンダード97S、スーサンなども使用。

これらはショートジャークが得意で、葦際やストラクチャー撃ち、X-80マグナムにて反応があったときのフォローなどで用いていました。

基本的には広く探れるロングジャークとストラクチャー狙いののショートジャークの2種ができれば大体のシチュエーションはなんとかなると思います。

私自身、元々ジャーキングはシーバスフィッシングを始めた頃から使用しており、最初に試したのは冬の遠距離イワシボイル攻略の為だったと記憶しています。

シャローランナーは届かなく、シンペンだと届くが食わないような状況で、当時手持ちでシンペンの次に飛距離の出たサイレントアサシン120を遠投した先でジャークさせると良い具合に表層付近で暴れてよく釣れました。

そこから使用範囲も広がり、現在では秋のサヨリパターンや夏のイワシパターン攻略にと年中使うメソッドとして自分の手札の一角を占めています。

8月のデイゲームではX-80マグナムのロングジャークで13キャッチ。

サイズこそセイゴ~フッコでしたが毎投ヒットレベルの反応の多さでした。

またこの状況でトップ、バイブレーション等を投げても全くの無反応。

ジャーキングの強さを再認識することとなりました。

良いサイズの群れが入っていれば高いアベレージでの連発も可能。

このときもX-80マグナムにて70~80cmクラスが8本。

ヒット数はその比では無い為、まさに入れ掛かりのような状況でした。

他にも今シーズンだけでもツ抜け(10本以上)も何度もあり、とにかくハマると爆発力が凄いメソッドです。

また、数釣りメソッドかと思いきやサイズも出るのがこの釣り。

こちらも8月のド日中にランカーサイズをキャッチ。

X-80マグナムのロングジャーク、X-80のショートジャークにて90アップもそれぞれキャッチ。

また、この90アップをキャッチした際にはそれに混じってセイゴ~フッコサイズも9本キャッチと、大型シーバスにもしっかりと有効であるにも関わらず、同時に数も狙えるメソッドであることがわかります。

また、デイゲームだけでなくナイトゲームでも。

X-80マグナムをゆっくりとジャークして連発でした。

あまり水の動かないタイミングではルアーを流すことが難しい為、自発的に動かしてくことでスローリトリーブでは食わせられなかった魚も捕ることができます。

特に流れの出ていない明暗部では有効でした。

X-80マグナム以外にもスーサンのショートジャークからのタダ巻きもナイトゲームでは大活躍。

渇水状態で水が全く動いていない状態でもランカーサイズを始め中型の連発を何度ももたらしてくれました。

これまで「ジャーキング=デイゲーム」と固定観念を持っていたのですが、ナイトゲームでも試してみると想像以上に好反応。

いつものルアーがタダ巻きで全くの無反応な中でも連発できるので思っていた以上に汎用性の高いメソッドだなと感じています。

今回のジャーキングメインの夏季シーズンではタックルは

Shinkirow NEW-DAWN810/94MS」(8’10″ロングモード)」と、

Dear Monster MX-7S」+「MX-PROGRESS 15R」を使用。

8~12cmクラスのミノーのジャーキングにおいてはモンキスの現行ラインナップの中ではこの2つが向いていると思います。

NEW-DAWN」(8’10″ショートモード)」に関しては比較的パラボリックに曲がる事とグリップが比較的長い為、グリップを脇に挟んでのロングジャークに向いています。

長時間でも疲労が少なくアクションし続けられるため、大場所で遠投し、ジャーキングで広く探る、回遊を待つような展開に使用しています。

MX-7S」はグリップが短いので脇には挟んでのロングジャークには向きませんが、その分ロッドポジションの自由度が高いので、ロッドアクション途中にロッドポジションを変えながら足元のエグレや葦際をキッチリ攻める事ができます。

ショートレングスなので手首主体で移動距離を抑えたジャーキングでも一般的な8f超えのシーバスロッドよりは負担が少なくアクションさせられます。

タダ巻きでは反応させられないシーバスを狂わせるジャーキングメソッド。

自発的にアクションさせる事で「食わせた感」も高く、またジャーク途中にひったくるようなカウンターバイトが得られる為、非常にエキサイティングで楽しい釣りです。

これからの秋シーズンでも活躍するメソッドなので是非お試しください!

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モンスターキスの地元・富山で、年間250日以上フィールドに立つシーバスジャンキー。身近に釣れる大型肉食魚というギャップ、非日常感に魅了され、そこに飽き足らず全国各地のシーバスを求め遠征。「自力で探し出す魚」を重視し、ノーガイド、ノー情報でアウェイの地を駆け巡る。過去3年の釣獲シーバス(全て岸釣り。ランカーは80cm以上)は、2022年309本/ランカー37本MAX100cm、2021年211本/ランカー32本、2020年216本/ランカー20本、北陸・甲信越地域に展開する量販店「FISHERS」が夏と秋に主催するシーバスダービー過去3年間全6回で4回入賞(優勝1回、準優勝1回、3位2回)