こんにちは、富山のシーバスマン定廣です!
GWの連休を利用して熊本へシーバス遠征に行ってきました。
今回も勿論ノーガイド。
友人と二人で乗り込んで来ました。
……が、結論から書くとノーフィッシュの完全敗北。
しかしこれも遠征のリアル、自戒と後悔を込めて釣行記を綴っていきます。
今回は大阪発の格安航空券をゲットできたので航空機と電車での移動。
ロッド、ウェーダー、ライフジャケット等の釣具を全て70Lのキャリーバッグにイン。
貴重品はボディバッグにと、ウェーダーやライジャケ(非膨張式)など、周辺装備で荷物が多くなりがちなシーバス遠征としては、かなり身軽に収めることができたように思います。
ロッドは「DearMonster MX-7S」と”MX-77S”(「MX-7S」+「MX-PROGRESS15」)」と、開発中の長尺プロト、計3本を持ち込みました。
富山から大阪へは電車を、大阪空港からは1時間で熊本空港へ到着。
意外と近い、熊本。
ただ、便の関係で熊本到着時には既に夜。
初場所下見無しでナイトゲームは危険が多すぎると判断し、翌日からの実釣スタートとなりました。
新幹線利用で始発で行けば昼には到着できたので、飛行機利用はミスだったなあと後から後悔しました……その辺の作戦立ても遠征の戦略、次に活かそうと思います。
さて、今回訪れる熊本は日本では最大の干満差を誇る地域。
その差約4.5m、大潮で30cmの干満差しかない僕の地元富山の15倍という桁違いの潮汐が生まれる場所です。
……正直字面で見ても全くイメージができていなかったことを現地で思い知ることになります。
初日の干潮前後、全く水がない。
初日の満潮付近、立てる場所がない。
文字通り一切釣りが成立することなく1日目を浪費してしまう。
この時点でようやく干満差4.5mの意味を身をもって理解することができました。
また、この干満差と嵌ると抜けれない干潟泥底の組み合わせでのナイトゲームは危険と判断。
デイゲームをメインに組み立てることとして、早めに就寝……。
二日目。
とりあえず、まず釣りを成立させることを目標に干潮前後で水のあるエリアを探してひたすら車を走らせる。
おそらく地元民であれば「干上がるギリギリのタイミングを見計らってシャローを攻める」みたいなことが可能だと思われますが、潮のスピード、正確な水深を把握できてない自分達には不可能な芸当なので「兎に角、干潮時でも水が残っているポイントをベースに組み立てる」作戦に。
干潮時でも水のある大河川を見つけ、干満に合わせて河川内を昇ったり降ったりするプランを決定できた頃には既に二日目を終えていました。
三日目(最終日)。
この日の午前いっぱいがリミット。
早朝が干潮だった為、上げに合わせて河口から釣り上がっていくプランを選択。
刻々と過ぎる時間。
焦る僕と友人。
潮が満ちたタイミングで支流河川を選択。
前日に観察していた限りでは地形、ベイトの状況共に最も期待が持てそうなポイント。
ここで駄目ならもう後がない。
潮に乗っての回遊を期待しながらブレイク目掛けてキャストを続ける。
すると突如、友人に貸していたプロトロッドが弧を描いた!
自分が釣ったわけではないけれど、2日間共に苦しんで苦しんで初めて出会えた熊本シーバスに思わず歓喜のハイタッチ。
ようやく魚が回ってきた!と続けてキャストすると今度は自分にもヒット!
バラし。
バラし。
沈黙。
…というわけでノーフィッシュで終了、無念!
やはり“聖地”と呼ばれる場所でも(だからこそ?)シーバスゲームは甘くないということを改めて思い知らされました。
これが現実……毎回釣れるとは限らないのが、遠征のキツくて面白いトコロ。
とはいえ、飛行機からレンタカーへ(次回は電車で?)、さまざまな移動手段を用いてのシーバス遠征に「これぞ!」というロッドがまだ見つかっていない……であれば、自分たちで作ろう!
今回の経験を糧にまた新たな地にシーバスを狙って遠征したいと思います!