愛知の伊藤です
春満開各地での雷魚の釣果を耳にして、気温と共にモチベーションが急上昇!
が、まだちょっと私のホームでは時期尚早、フロッグのチューニングやタックルのメンテナンスをしつつ来たるハイシーズンに向け準備を整えております。
ちょっと雷魚レポートには早いので、今回は私の初海外釣行をレポートさせていただきます
私の初海外遠征は丁度7年前、モンキス代表の小塚氏&吉田氏に同行させてもらいオーストラリアに約2週間の旅でした。
“初の経験”とはそれだけで価値だったんだと帰国後して実感したオーストラリア遠征。
今なお鮮明に記憶に残る、思い出の数々をまとめていきます。
「いつかどこかに一緒に行こう」
と話をすすめ、モンスターキス小塚氏、吉田氏と3人で意見が一致したオーストラリア、狙いはマーレーコッド!
行き当たりばったりで行こうと決めたこの旅、つかみからインパクトは強烈でした。
セントレア空港で合流するや否や
「トランジットのタイで10時間程時間がある」
「コレって釣り行けるんじゃないか?」
とニヤつく小塚&吉田両名。
その場で決まったプランは、必要最低限のタックルを機内持ち込み用のバックに詰め込んでトランジット地のタイを釣り遊ぶというもの。
(メインの荷物はセントレア空港で預けてしまい、オーストラリアの空港でピックアップします。)
そうと決まれば、さっさとパッキングし直し!セントレア空港で人目を憚らず荷物をパッキングし直しました。
こんな時50cm仕舞寸のDearMonsterは本当にラク!コレですよ!コレ!
旅路を楽しむための相棒、Dear Monsterだなと実感しました。
そうして数時間後、絡みつくような熱気と湿度、独特の香りが立ち込めるドンムアン国際空港に到着。早速、2人はさっさとiphoneを片手にタクシー運転手に交渉開始。
「え?予約どころか何も決めてないのか……」私が呆気に取られている間に交渉は成立、我々はタクシーに乗り込みます。タクシーで釣堀Pilot111へ向かったものの、到着時には既に閉店30分前。
無計画だからこそ……ですが、まぁ楽しんだもの勝ちでしょう、釣りを開始します。
ここではローカルアングラーのフィネスタックルに驚愕!
釣り堀といえどタックル立て、腕が必要なのだと学びます。
これだけでは消化不良..ですが、美味しいタイ飯を楽しむ&余興として次なる釣り堀へ移動します。
うーんジェットコースターみたいな旅程です。
次に訪れたのはブンサムランフィッシングパーク。
閲覧者の中には訪れた方もいるかもしれませんね。
懐かむ人も多いかもしれない、そう今は無き、移設前のブンサムランです。
お馴染み!?のモニュメント。
皆で準備を進めていきます。
ブンサムランではメコンオオナマズを狙ったのですが、餌のコネ方、キャスト、アワセのタイミングなど、エサ釣りの難しさと奥深さを知ります。
そして、ヒットすれば想像を超えたファイト、オーバーパワーでは?と思っていた「MX-∞」がこれでもかとブチ曲がる。
「MX-∞」の7ftというレングスはファイト終盤、魚が足元の桟橋に突っ込むような状況にも対応しやすい!
長すぎるロッドだと本当に大変です。
記念すべき1匹だ!
ロッド「 Dear Monster MX-∞」
リール カルカッタコンクエスト400
ライン アバニキャスティングPE SMP8号
釣りを楽しみながら、トムヤムプラーチョンなど釣り人目線のタイ料理に舌鼓。
雷魚好きとしては複雑な心境ではありましたが(笑)
衝撃だったのはその食味の良さ!
ウワサは耳にしていましたが口にして初めて理解しました、雷魚は美味いんだなぁ!
こうして、10時間のトランジットとは思えないくらい濃厚な時間を全身で味わい、本命の目的地オーストラリア(ブリズベン)に入国!
ここからはレンタカーで目的地に向けて、約5〜6時間のドライブからスタートです。
一瞬で郊外に抜けるや否や、信号は消え、牧場!馬!牛!カンガルー!しか視野に入らない。
頭の整理が追いつかない、なんだこの異国感、大陸感は!
なんて広大な国なんだ。
ゴハンも大陸サイズ!?
しかし、ここでトラブル発生
今回、3人の嗅覚を頼りに開拓的に釣りを楽しもうと目論んでいたのですが、私有地の多さ、レギュレーションの厳しさから簡単には釣りが成立しない、加えイースター(復活祭、日本でいうと祝日)にぶち当たり、宿、スーパー、釣具屋などあらゆるショップが早仕舞いないしは閉店。
なんてこった、まいったぞ。
アリとあらゆることが思い通りに進まず途方にくれます。
調べて、尋ねてを繰り返し、少しづつ前進、あっという間に1日が終わっていく。
そしてこうして、数日後ようやくツテをめぐり釣りを開始することができました。
決してスムーズとはいえないが、効率より楽しさ!
安定よりワクワク、コレもまた旅!
野池やダムを回って釣りを開始です。
最高のロケーション、いつ魚がでるか?と胸が高鳴ります。
おお!2人とも早速釣ってるじゃないか!
スタイルにこだわりすぎた私は出遅れてしまう。
「焦ること勿れ、自分の魚を求めるのだ(ゴニョゴニョ…)」と、キャストを続けます。
ワタシの魚はもう少し先なので(笑)
閑話休題、今回我々の面倒をみてくれたニックはオーストラリアらしいモノを色々と見せてくれました。
オージーらしい、おおらかで優しい男でした。
海外では釣りと狩猟の距離も近い!
初めてコンビット(小型の狩猟弓)に触りました。
サンドウィッチがやたらと美味い!
海外だから?感覚的スパイスが効いているのか!?
人生で最高の夕焼けのなかで釣りをしました。
すべてが紅く染まり感動的。
夜に水辺を徘徊すれば、青いザリガニ?を見つけました、日本には搬入されていない、ヤビーでしょうか?
ダムでは吉田氏がジャスト1メートルのマーレイコッド(グゥードゥ)をキャッチ!
2人共身体がデカイので写真では魚が小さく見えますがなんて迫力の魚だ!
と、悠々と日々を過ごしていると、あっという間に最終日になってしまった。
「そろそろ私もいい魚が欲しい…」
と、キャストつづけると、天候が崩れはじめ、その瞬間、急に魚の活性が上がった!
何度通しても出なかったカバー周りから飛び出す虎柄の魚影。
「来たっ!」
60cm程ですがやっと憧れの魚が釣れました
Rod「Dear Monstwer MV-65」
Reel Revo bigshooter compact
Line PE4号&リーダー50lb
Lure スピナーベイトなど
苦戦が続き、なかなか1匹目が遠く、これは本当に嬉しかった!
祝いの祝杯だぜ!!
これが私の初めての海外釣行、そしてここから続く釣りの楽しみを与えてくれた旅でした。
同行させてくれた小塚氏、吉田氏には感謝!
実は若い頃から熱帯魚飼育が趣味なのですが、海外釣行は水槽越しに目にする魚を我が手にできる。
この経験はアクアリストとっては特別なものです。
この言葉にできない楽しみと感動を再度味わいに足を運ぶべく、尽力の日々です!
<参考レポート>