フィールドテスターの池尻です!
パンデミックを経て、久しぶりに訪問したタイランド。
バンコク北西にあるシーナカリンダムでの水上家屋フィッシング。
前編に引き続き後編です!
●3日目
なんと、この日が終日釣りができる最初にして唯一の日です。
「魚が少ない」ということ以外、何もつかめなかった初日でしたが、ここである大切な事を思い出しました。
過去に訪れたカオレムダムでの教訓。
「水上家屋の一級ポイントは台所と便所」
そうだ、これに違いない!
というわけで、宿のスタッフにお願いして、大きな台所がある家屋で釣りをさせてもらうことに。
ここで、小型のナマズでも釣れないかと、残飯のエビをもらってブッコミ釣り開始!
アタリを待っていると、食料確保のために釣りをしていた宿のおっちゃんに何かがヒットしました。
上がってきたのはブラックシャーク!
宿のおっちゃん、『こんなデカイのもいるよ!』と、自慢げに写真を見せてくれました。
いやあ、カッコイイな、この魚!
アジアの淡水魚って日本の魚に近いビジュアルでありながら、その中に存在する違和感。
これが、逆にそそられるんですよね。
すぐに練りエサを分けてもらって、2本体制でアタリを待ちます。
すると、待望のアタリ!
十分に送り込んでフッキングを決めると、「Dear Monster MX-6+」がバットからブチ曲がります。
その魚のファイトはまるで“バテないコブダイ”のよう。
何度も突っ込まれながらも、なんとか水面まで浮かせてネットイン!
……まで、あと50cmでした。
あっけなく伸ばされてしまった虫ヘッド(細軸の方)。
まさか、あのサイズの魚がヒットするなんて完全に想定外。
完敗です。
魚の正体は、10kgはありそうなプラーサワイ(ストライプド・キャットフィッシュ)。
釣り堀で釣ったことはありますが、ダムのワイルド物となると値打ちが違います。
にしても、バラして手足が震えるこの感覚は本当に久々。
くやしい!
くやしいけど、なんか嬉しい(笑)
このあと、40cmくらいのチャドーも釣れましたが、ショックのあまり写真すら撮っていなかったようです。
●4日目
深夜にはバンコクの空港に戻るため釣りができるのはせいぜい昼まで。
昨日、可能性を感じたブッコミですが、この日はウンともスンとも言わず。
その代わり、待ち時間に投げていたミノーにはカスープが好反応!
ご存じ方も多いと思いますが、東南アジアを代表するゲームフィッシュ。
日本のコイ科にはない瞬発力とスピード感があって楽しいターゲットです。
そう言えば、ルアーでも30cmくらいのチャドーを釣りましたが、写真を撮る前に逃げていきました(なので、チャドーの写真はなし!)
そして、釣り終了。
半日+1日+半日の実質2日間で釣れた魚は、カスープとチャドー、小魚が少し。
釣果には恵まれませんでしたが、日本語はもちろん、英語すら聞こえてこない場所での時間は楽しかった!
正直、あと1日あれば違った結果に……という思いは強かったのですが、作戦を練り直し、リベンジ釣行に繋げます!