スーパーマルチアングラーのロッド選定と「秘密」のテストロッド

MonsterKissフィールドテスターの池尻です!

さて、全国のモンキステスター陣がそれぞれ投稿しているこの月イチレポート。
締め切り日が近づいて『今月はどんなネタにしようかなあ』と、最近の釣果を振り返ってみると…。
うん、何もないわ!(笑)
釣行頻度に関しては4月に入って週4レベル(一応、社会人)ですが、狙いの定まらない、多魚種に渡るとりとめのない釣りばかりでして。
ひとつのターゲットを徹底的にやり込んで、破壊力のある釣果を叩き出してくる他テスターの皆さんにはホント脱帽です。
しかし、そんな自分が、なぜテスターというポジションにいるのか?(小塚さんから声をかけていただいた)
これはきっと「ひとつのターゲットを徹底的にやり込まない多魚種に渡るとりとめのない釣り」が評価されたからに違いない!
というわけで、今回はそんなスーパーマルチアングラー(めっちゃ良いふうに言った!)としての釣果報告をモンキスロッドの使用感と合わせてお届けしようと思います。

まず、旬の釣りとしては前回のレポートにも書いたタナゴ釣り!

外来種ではありますが、婚姻色の美しいタイリクバラタナゴ。
小規模な池で足元を狙う釣りとあって『Dear Monster MX-0』(コルクグリップを取り付けています)の出番です。
この竿は、言うなればエクストラヘビーのタナゴ竿で、相当に張りがあり過剰なほど強いです。
ですが、海外の小物釣りで、のべ竿を計3本もへし折られた(海外の淡水魚ってサイズのわりに異常に引く魚が多いと思う…)身として、
この強度は必要であると断言します。
バラタナゴ釣りにおいては、超ショートバイトを掛けていく場合に硬いティップは有利に感じます。

あ、そう言えば、和歌山にある日本一短い川「ぶつぶつ川」(全長13.5m)の最上流ではヨシノボリも釣りました。
「日本一短い川で魚を釣った!」という小さすぎる自己満足に浸ったイッピキでした(笑)

続いては新しく手に入れた『HUNTERS HT-6x4S』。

「入魂はイカツイ鼻曲がりブラウンで!」と関西から往復800km、芦ノ湖まで遠征しましたが、結果は2日で2バイト1キャッチと大撃沈。
唯一、釣れたのはシッポの丸い放流レインボーでした。

「ならば、我がマザーレイクのビッグバスを!」と、琵琶湖に出撃するも11時間ノーバイト。
その代わり、同行した友人の山崎氏(小塚さんの著書にもちょくちょく登場)が、『Dear Monster MV-65』+『MX-7グリップ』でディープクランクを引き倒し、見事50cmアップを仕留めてくれました!
「クランクを高速巻きするんでグリップを脇に挟めた方がしんどくないです」とのことで、まったくその通りだと思います。
せっかくなので、本人の許可をもらって、今回のレポートで最も絵になる写真を出しておきましょう!
他人の魚ですけど(笑)

で、結局「これならボウズはないやろ~」って事で、琵琶湖流入河川のホンモロコ釣りへ!
繊細な仕掛けをぶっこんで小さなアタリをとる特殊な釣りで、これはさすがに『HUNTERS HT-6x4S』、ちょっと強すぎました。
まあ、脂を頭に落としてこんがりと焼く「ツノ焼」を現場で堪能できたのでヨシとするか!

4段階の可変レングスが特徴的な『HUNTERS HT-6x4S』ですが、同時に体感的なパワーと操作性もかなり変化するので、
今後控えている南の島ヘの遠征で活躍してもらう事にしましょう。
マングローブからリーフまで、おそらく1本でこなせるはず。

そして、『Dear Monster MX-6+』では、春恒例のナマ活(夜にロッド片手に散歩する)。
通っているエリアには、フルキャストして流心をまたぐファイトになる本流での釣り、ショートキャストでピンポイントを手返しよく撃っていく用水路での釣りなど、
「力」と「技」のシチュエーションがあります。
それらを1本でカバーしてくれて、おつりまで来るのが『MX-6+』。
今回はまだ少し水温が低かったのか、本流でのバイトはなく用水路でのサイト戦になりました。
ポイントは水深わずか20cmほどで、ナマズに向かってジッターバグなどを投下すると、ダッシュで逃げてしまう個体が多数。
そんな中でも『BATRA-X(MonsterKiss×Megabass)』のようなソフト素材の着水音ならビビらないようで。
オープンウォーターにおいてもフロッグの有効性を感じ取る事ができました。
これからの季節、タライロンをほうふつとさせる本流ナマズのパワーゲームが楽しみです!

さて、最後はおまけになりますが、地元関西の漁港でも大好きなアジングシーズンの到来!
こちらの使用ロッドに関しては、今のところ「秘密のテストロッド」とだけ。
製品化は何年先になるのか? そもそも製品になるのか?(笑)
現時点では何もかも不明ですが、水面下ではいろいろ進行中ですよ!って事で。
モンキスの信念(だと思っている)フィールド至上主義を胸にドンドン釣り込んで行きたいと思います。
お楽しみに!

近畿地方在住。2センチのメダカから2メートルのピラルクーまで、そこに魚がいれば竿を出さずにはいられない釣りオタク。大人になり少しばかりの時間とお金を手にしてからは、小学生時代に作った「死ぬまでに釣りたい魚リスト」をコンプリートすべく、南米のピラルクー、北米のキングサーモン、アフリカのナイルパーチなど五大陸を旅する。海外遠征だけでも全21回、14か国を数えた。近年はオオサンショウウオに指を噛まれ、大怪我したのをキッカケに小物釣り(のべ竿)の世界にドハマリ。サイズや数以上に、とにかく「種」に重きを置いたスタイルは、ウルトラライトゲームへと拡大。マイナーすぎて価値が伝わらずとも、未だ見ぬ珍魚を求め釣り歩く。