「感じるな、考えるんだ」怪魚ポエマー古田敦士。

初めまして。モンスターキス・フィールドテスターの古田敦士と申します。1993年生まれの28歳。出身は石川県です。

モンスターキスとの出会いは10年前の学生時代、初めての釣り旅でアマゾンに行ったときから。以来、国内外問わず、ずっとディアモンスターと旅をしてきました。誰もいったことのない場所、見たことのない景色を求めて・・・ディアモンスターを握っている間は、思春期ならではの鬱屈を、少しだけ忘れる事ができたのです。

アマゾン初体験はベネズエラ。現行「Dear Monster MX-7」の先代「Dear Monster MX-71」を手に、本流筋のパヤーラから、ラグーンのパボーンまで。

アフリカのタンガニーカ湖では希少なクイーン・ナイルパーチ。「好きな事やると、好きなコとや……」なんてボヤきながら、現行「Dear Monster MX-∞」の先代「Dear MonsterMX-8」でトローリング。アフリカの女王様には、少しだけ振り向いてもらえたかな?

ウガンダでは、なんとか“キング”ナイルパーチを手にすることができました。“クイーン”ナイルパーチと比較して、尾ビレが団扇型に外湾曲するのが違い。

再訪したアマゾンでは、色んな意味で僕の人生を方向づけたトルーノを釣獲。プレッシャーの中、旅の最後の最後にヒット。「すべて、これで良かった」と自分を肯定してくれるのが“怪魚”なのだと思いました。

大学4年時には“人生の夏休み”の終わりを目前にラストスパート。ISISの出現で緊張の高まる中東地域へも。「Dear Monster MV-65」でソング。
社会人になってからは学生時代のようには海外へ行けなくなりましたが、年に一度の夏休みは必ず海外へ。アジア地域であれば、社会人になってもなんとか、密林の最奥まで到達できます。「遠くから旅してきて良かったな」と思います。いつかまた、地球の裏側に還る日を想いながら。

コロナ渦で海外に行けなくなってからは、情熱(焦燥)の矛先をオフショアキャスティングへ。GTを主軸に、キハダやヒラマサなど海の大物を毎週追い求めています。「DearMonster MX-9S」が現在の相棒。色々やってきて、スケールの大きなビッグゲームが好きです。あのコよりも、好きです。

いつの日にか、開発に関わったディアモンスターでGTを抱きしめたい。いま、自分が片想いしているGTに対応したディアモンスターを作りたい……なんて、妄想も体も膨らみ続ける一方ですが、今後製品のテストはもちろん、ユーザーの皆様とフィールドで関われるような釣りをどんどん企画していきたいと考えています。

どうぞお見知り置きいただけますと幸いです。

高校時代に小塚の著書「怪物狩り」を読み、それきっかけに大学進学後は南米アマゾンのジャングルや、アフリカの大地溝帯、果ては中東イスラム圏まで、計7ヵ国を旅する。学生時代の9回の釣り旅はすべて、行き当たりばったりの“旅的”スタイル(個人釣行)にこだわった。大学卒業後は一般企業に就職。ライフスタイルの変化に対応し、オフショアに目を向け、GTやヒラマサのキャスティングゲームに没頭。直感的に行動した結果、報われてこなかった半生を反省し、「感じるな、考えるんだ」と竿を振る。