専用タックルでなくとも……とりあえず「MV-55」でタイラバ船に乗ってみた。

こんにちは!広島の津田です。

今回は「オフショアタイラバ」にディアモンスターで挑戦してきましたのでその様子をお伝えします!

このタイラバは僕の住む瀬戸内地域ではとてもメジャーな釣りで、僕自身もここ近年定期的に行くようにしています。

普段は他社の専用ロッドを使用していますが、今回はあえてディアモンスターのラインナップでどこまで出来るのか試してみました。

当日お世話になったのは遊漁船海神さん。

タイラバ以外にもライトジギングやタコなど色々されてます!

朝日と共に出船。ポイントを目指します。

【タックルデータ】

ロッド:「DearMonster VALITUDO MV-55」+「MX-Grip(Casting)

リール:SHIMANO 16メタニウム

ライン:PE1.5号+リーダー16LB

今回選択したタックルは「MV-55」です。

標準仕様のグリップでは少し短くて脇に挟んで固定ができないので、「MX-Grip(Casting)」と組み合わせました。

同じタックルで青物ライトジギングも視野に入れていたのと、タックルとのバランスを考慮して、PEラインは1.5号と少し太めに設定しました。

そうこうしているうちにポイントに到着して釣りスタートです。

水深は50~80m程度で、水深と潮の速さに応じて80~120gのタイラバを使用します。

釣り方としてはタイラバを着底させて一定速度で巻き上げるだけの一見簡単な釣りですが、巻きスピードやロッドとラインの角度、ネクタイの色・形状、針のサイズ等で釣果に大きく差が出るのが面白いところ。

ルアーローテーションしながらその日の傾向を探っていきます。

午前中からポツポツバイトは有りますが、ネクタイを啄むようなバイトが多く「MV-55」ではティップで弾いてしまってなかなか乗せきれませんでした。

(アタリが出てもティップのハリが強い為、魚が違和感を感じてすぐ離してしまうような状況でした。ラインを太めに設定したのも影響しているかもしれません。)

もう少し柔らかければ…と思いますが、そこは専用ロッドでは無いので致し方ないかなと。

そんな状況でも楽しいゲストたちが遊んでくれます。

夕方になると魚の活性が高くなったのかバイトの出方が変わり、1発で抑え込むようなアタリが多くなり「MV-55」でも問題なくフッキングがキマり始めました。

そうなってくるとタックルが強い分強気に釣りが出来るのもあり、ここから連発!

そして終了間際にはこの日の最大魚も!!

74cmと瀬戸内では大型の部類ですが、タックル的にはまだまだ余裕があるなと感じました。

ファイト中のロッドの曲がり加減はこんな感じ。

フッキングさえキマってしまえば、後は不安無くファイトできます。

終わってみればマダイ6枚とゲスト多数で十分楽しめた釣りとなりました!

全体ではマダイ10枚超えの方が3人(トップは15枚だったかな?)と、やはりそこの差は出るなあと。

もちろん、タックルだけでなくルアー選択やアピールの面も有りますが。

吉田テスターのタイラバレポートでも書かれていましたが、「まず1回挑戦してみる」であれば「MV-55」でも十分楽しめると思います!

そこからもう一歩踏み込むと少し物足りない部分が見えてくるもので、今回についてはティップだけでも付け替え出来ればもっとやれたんじゃ無いかなと思ったりもしました。

(実際に「MX-6」には餌釣り用に自作のティップを付け替えたりしています。)

また時間があればタイラバ用のティップも自作してみようかな!

タイラバに興味はあるけど、専用ロッドを買うのはちょっと…という方も多いのでは?

MV-55」でまずは最初の1歩を踏み出してみてください!

PS .海で使った後のお手入れが楽ちんなのもパックロッドの良い所ですよね。

中国・四国地方在住。釣りは幼少期から始め、小中高とシーバスやショアジギングに明け暮れる。20歳から海外遠征を始め、アジア諸国・オーストラリア・パプアニューギニアなどに釣行を重ねる。魚のみならず生き物全般が好きで、初めてのターゲットとの出会いは、そこに至るまでの過程を大切にする。アカメを手にするまで9年間高知へ通い続け、紆余曲折を経て巡り会った初めての1匹が、135cmであった。趣味はキャンプ。釣りがオフになる冬の週末は、山に籠っていることが多い。「考えるより感じろ」がモットー。