こんにちは、竹内です。今年の北海道は降雪量が多く私の住んでいる地域では、もうすぐ5月というのに平野部ではまだ雪が目につき、少し見上げた山にも沢山の雪が残っています。
今回のレポートは先月3月末から4月中旬までの雪解け水による本格的な増水前の釣行でスピニングモデルMX-7Sを使ったトラウト釣りを紹介したいと思います。
トラウト釣りは自分の最も得意とする釣りでもあります。
まず、はじめに北海道の河川では河川規模の大、小に関わらず、また、上流、下流、どの流域にも季節問わず思いもしない大型のトラウトが潜んでいます。
なので自分は大型トラウトに標準を合せたタックルで、できるだけ場所や対象魚を問わず、MX-7S一本で勝負ができるよう日々場数を踏み続けています。
北海道河川で使う主なタックルセッティングはMX-7SにリールはシマノVanquishC3000MHG、メインラインはPE1.2号、リーダーは5号。
ルアーはシンキング、フローティングミノーに限り、手のひらに収まる程度のものを。
メーターを超えるイトウや70cmを超えるニジマスにも対応できる竹内オススメのタックルとなります。
MX-7Sは魚とのファイトももちろん良い仕事をしてくれますが、河川開拓などの未知の河川にチャレンジした時に想定外の深い笹薮からの河川へのアプローチや急斜面の岩肌をよじ登ったりと豊かすぎる自然ゆえ、幾度と壁にぶち当たってきました。
そんなハードな状況下でもタフで持ち運びができ酷使するに値するロッド、それがMX-7Sだと感じています。
トラウトに限らずロックフィッシュや鯉釣りなど使いようは自分次第。
是非、この竿で釣りの世界を広げて頂いて欲しいと思います。
それでは4月の釣果ですが、春先の釣りとなると魚が着いているほとんどのポイントは“深場”低温で餌もほとんど無い為、流れの緩い場所でじっとしています。
雪の残っている状態はかえってハイシーズンの緑が生い茂る時期に比べ、ポイントへのアクセスが簡単になる場合も多いです。
この時に必須アイテムがスノーシュー。
体力使わず雪面を歩いて行くことで効率よくポイントの立ち回りができます。
早朝は気温も低くスノーシューが無くても、ぬからず、締まった雪面を歩くことができますが、陽が上がり帰る頃にはザクザクの湿雪地獄となりかなりの体力を消耗してしまうこと場合が良くあります。
スノーシューでポイントに向かう途中、雪解け水による溜りではエゾサンショウウオの産卵シーンも見ることができました。待ちわびた春を感じます。
例年、この時期は主にトラウト用のヘビーシンキングミノーを使い釣りをしていますが、今年はセルビア産のマトルアー(ジョイントミノーのスローシンキング12㎝タイメン仕様)のみを使い雪代の増水でどのような釣果に繋がるのか、今後のMX-7Sでの釣りでも活かせるようこの時期から使い込むことにしました。
リップがしっかりとしていて川底をゴリゴリ引いてもそうそう折れることがなく、変に高級感も感じないので攻め易く愛着がわくようなルアーです。
この時期は毎年渋い釣果でありますが、今年は大雪のこともあり序盤はなかなか思うような釣りはできなく、苦戦の繰り返しとなりました。
シーズン最初にやっと釣れたアメマスも大きくは無いが、マトルアーで釣れた嬉しい一尾となりました。
4月に入ると朝、夕で気温差が大きくなり日々河川の水位や濁り、水温が変化し、タイミングを計るのも難しく少しでも時間が空いては川に通う日もありました。
徐々に魚の活性も上がりキャッチできる回数も増えてきました。
なかなか大型トラウトは釣れませんが、北海道の雪代大増水前の一区切りがつきました。
れからGWにかけてどこの河川も茶濁り増水になり河川での釣りは厳しくなります。
一度、メインフィールドを海に変えてこれからの時期に産卵遡上の為に岸寄りするサクラマスをターゲットとしたショアジギングに移行したいと思います。
使用するロッドはMX-9Sグリップ+MX-7Sブランクスの組み合わせ“9SL”を使います。
写真は4月上旬に“9SL”でテスト釣行した際に釣れた海サクラ。
次回レポートは”9SL”を使ったショアジギングで狙う海サクラについて紹介したいと思います。