赤い怪物!MX-6でのコブダイフィッシング!

こんにちは、津田です!

今回は、先月に釣ったコブダイについてお伝えします。

コブダイと言えば、別名「カンダイ(寒鯛)」とも言われる程、冬の風物詩となっているターゲットですよね。

僕も1月から3月の寒い時期に毎年狙う事が多い魚です。

関西の方ではバナメイエビ等を餌に使用した「ぶっ込み釣り」がメジャーですが、僕の住む地方では牡蠣を使った「かぶせ釣り」と呼ばれる釣り方が主流となっています。

「かぶせ釣り」とは、殻付きの牡蠣に針を掛けて牡蠣の自重だけ(ノーシンカー)で足元に落として、ボトムまで着底させて当たりを待つと言う釣り方です。

コブダイ以外にも様々な魚種のアタリがあり、小さなアタリも積極的に掛けに行く必要がある為、市販のルアーロッドでは対応し難い場合が多いです。

かぶせ釣りをメインにされている方(主にチヌ等を狙う)は、穂先の繊細な筏竿を使用しています。しかし筏竿では少しパワーが弱く、大型のコブダイ等がかかった場合に魚を止めきれずラインブレイクする可能性が高くなります。

そんな釣りで僕が使用しているのがMX -6です。

純正のMX -6では穂先が固く繊細な当たりが取り難いので、穂先部分のみ自作の物に取り替えています。これにより、穂先は繊細でアタリが取りやすく、バットは強めで大物とのファイトでも安心して使用する事ができるようになります。

「ぶっ込み釣り」の場合は、MX -6にPE3号以上+リーダー50ポンド程度のタックルが必要以上に強すぎず、かと言って弱くもない丁度良いラインかと思います。

グリップも短いとファイト中に力が入り難い為、MV -65かMX -71の物と組み合わせています。

この日はスピニングリールを使用した為、MX -71のグリップを選択しました。

(メインラインPE2号+リーダー25ポンド)

夜明けと共にポイント(堤防)に到着して、軽く撒き餌をした後に牡蠣の肝部分に針を掛けて、アタリが出るまでひたすら足元に牡蠣を入れ続けます。

風が強かったりうねりが有ったり、潮の流れが早いとそれだけで餌が外れてしまう事もあるので、天候の条件が悪い時には餌を多めに準備する事をお勧めします。

僕の場合は、半日(6時間)で4kgを目安としています。

ポイント選びのコツは、足元に牡蠣などの貝類が付着している防波堤で水深が5m以上の場所であればコブダイが居る可能性が高いです。これに加えて、足元が支柱になっているような場所はより期待が持てます。

この日も朝から牡蠣を入れ続けて、餌取りの小さいアタリに翻弄されながら2時間が経過していました。

潮の流れも複雑ですぐに餌が外れてしまう状況の中…潮が緩んだ瞬間に明確な当たりが!!!

すかさず合わせて、絞り込まれるロッドの角度を保ってファーストランを耐えます。

PEラインの2号を使用しているためあまり無理は出来ません。

そこからは、魚を怒らせないように慎重にファイトを行いました。

約3分間の格闘の末に上がってきた魚がこちらです!

(セルフ撮影が不慣れで魚にピントが合ってないのはご容赦ください…(笑))

大きなコブと顎、背鰭の鮮やかなオレンジがかっこいいですよね!

生き物好きにはとても興味をそそられるフォルムと色彩です。

そんな身近にいる赤い怪物「コブダイ」、皆さんもMX -6で挑戦してみてはいかがでしょうか。

それではまた!

中国・四国地方在住。釣りは幼少期から始め、小中高とシーバスやショアジギングに明け暮れる。20歳から海外遠征を始め、アジア諸国・オーストラリア・パプアニューギニアなどに釣行を重ねる。魚のみならず生き物全般が好きで、初めてのターゲットとの出会いは、そこに至るまでの過程を大切にする。アカメを手にするまで9年間高知へ通い続け、紆余曲折を経て巡り会った初めての1匹が、135cmであった。趣味はキャンプ。釣りがオフになる冬の週末は、山に籠っていることが多い。「考えるより感じろ」がモットー。