3度目の正直、なるか? エツパターン想定の筑後川、アリアケスズキ遠征2026。

富山のシーバスマン、定廣です。

今年も夏恒例の福岡・筑後川遠征に行ってきたのでレポートしていきたいと思います。

夏の筑後川といえば、既に知名度は全国レベルとなったエツパターン。

5月頃から始まるエツの遡上に合わせて開幕するこのパターンは、毎年数多くのランカークラスがキャッチされて、メータークラスの有明鱸も狙えるとされています。

一昨年はルアーの準備不足により惨敗、去年は九州南部特有の田植えシーズンのズレにより代掻き真っただ中で激渋状態と未だそのポテンシャルを体感できていない私ですが、凝りもせず今年も行ってきた次第です。

3度目のチャレンジ、今回は如何に!?

<DAY1>

昨年までは名古屋の小牧空港経由で福岡まで飛んでいましたが今回は大阪伊丹空港経由の関西ルートを選択。

前日から夜行バスで出れば翌日の午前中には福岡に到着と短い日程ながら実釣時間を大きく確保することができます。

移動費は往復4万程度。

レンタカーやホテル代を入れても2泊3日で7万円程度に収まるので気軽にサクッと行くことが出来ます。

なんとなく遠く感じる九州ですが、ちゃんとプランを練れば思っているよりもずっと身近な場所ですね。

というわけで9時過ぎには福岡に到着。

レンタカーを借りて釣りの本拠地となる久留米市を目指します。

到着時はちょうどお昼時。

腹が減っては戦ができないので久留米の名物である鰻のせいろ蒸しを頂くことに。

個人的に思う遠征を楽しむコツは、しっかりとその土地の美味しいものを食べること。

仮にその遠征では釣れなくても、美味しいものを食べていれば楽しかった思い出が多少残るので次回また来る気力になります。

シーバス釣りはデータの蓄積がなによりも大事なので、まずは通うためのモチベーションを確保することが大事かなと思っています。

鰻で舌鼓した後はポイントの状況把握のため筑後川本流の有名ポイントへ。

というのも、ここにくる前日に大雨が降り一時は氾濫警報まで出ていた模様。

当日は晴れているものの大雨の影響がありそうな状況で、着いてみると案の定、去年見た時よりも大幅に増水しゴミも多くまともに釣りにならない状況でした。

2時間ほど水面を観察していたものの定番のエツボイルもなく魚っ気は皆無。

いったん本流は諦め、ベイトが避難していそうな支流や水門付近に狙いを変えることに。

支流の規模は狭いのでロッドは「NEW-DAWN」の810ショートモード。

筑後川の支流は規模の割に水深が深いことが多く、流れも強いのが特徴。

重めのルアーの使用も視野に入ることや大型のシーバスがかかる可能性もあるためパワーのあるロッドが求められます。

AITHRIA」とも迷いましたが使い慣れている「NEW-DAWN」にし、半日ほどランガンを繰り返したところ、スピンテールで2バイトとキャッチには至らなかったものの魚の存在は確認。

翌日につながる情報を得て1日目が終了しました。

飯は妥協しないので夜はホテルから徒歩圏内の美味しい居酒屋に!

<DAY2>

まさかの朝から線状降水帯の再来により大雨に雷。

午前中は全く動けない事態に。

加えて、メインの4000番リールのべールが折れるアクシデントにより3000番リールしか使えない状況に。

セレクティブな状況用にPE1号を巻いていましたが、この1台ですべてこなせるよう釣具屋にてPE1.2号を買って巻きなおすことに……。

そんなこんなでラインの巻替えや昼食をとっているうちになんとか雷は止みぎりぎり実釣可能な状況に。

今朝の雨により、昨日時点で増水していた本流はさらに無理になっていると予想し、本流は完全に無視することに決定。

ひたすら支流を撃っていくプランでマップと睨めっこしながら動き回ること数時間、増水により用水から勢いよく水が落ちている水門を発見し50~60cmを2本キャッチ!

サイズは大きくはないですが、タイリク(アリアケスズキ)らしい斑点バチバチの個体も姿を見せてくれました。

これは全国共通だと思いますが、増水時は増水時の狙いどころがあり、経験値があれば逆に狙いどころは絞りやすくなるものです。

基本的には、増水時には流れが緩くなるワンドや水門、支流では落ち込みなどを狙うのが定石。

僕は完全アウェーなのでポイントを探し出すまでにかなり苦労しましたが(マップ上では水門があっても実際には水が通っていないなどはよくあることです)、今回色々見て回ったおかげで、来年また増水したとしてもある程度対応できるようになったのでこれはこれで良い経験になったなと思います。

支流近くの激うまラーメン店「拉麺べんげ」で夕食を終え2日目が終了。

このラーメン食べたさで、毎年来ていると言ってもいいくらいでしょうか(笑)

<DAY3>

深夜帯からスタート。

エツパターンといえば日が登ってからが勝負な釣りですが、増水で本流が壊滅している状況的にエツパターンが機能しているとは到底思えなかったので、朝マズメ前の暗い時間帯から勝負をかけることに。

前日に2本あげた水門のポイントにて、シンキングペンシルで1本キャッチ!

水門からの流れでかなりの激流ですが、重めのシンキングペンシルでリフト&フォールで幸先のいい一本が姿を見せてくれました。

護岸の小場所かつ激流なのであまり走らせることのできない結構なパワーファイトが要求されるシチュエーションでしたが「NEW-DAWN」のよく曲がるベリーと強靭なバットでしっかりと足元で魚をコントロールすることができました。

大場所用ロッドとして開発していましたが以外にもこういうシチュエーションにも強いロッドですね。

明るくなってからも小型シャローランナーで追加!

開幕早々2本をキャッチと、やはり支流に絞ったのは正解だったように思います。

これなら飛行機まで数時間あるしもう一本くらい……!

と思ったのも束の間、2度目の線状降水帯到来でまたも大雨雷雨。

滝のような雨と鳴り響く雷により危険すぎて実釣不可能と判断、下手したら冠水で空港に着けない危険も考え、3日目は2時間ほどで強制終了となりました。

……という訳で雨と雷にひたすら振り回された本遠征は計4本キャッチとなんとかそれなりの結果を出すことが出来ました。

2泊3日で計48時間ほどの実釣時間を確保していたのですが、今回は雨の影響で予定の半分も釣りができないという不完全燃焼な遠征ではありましたが、大雨というイレギュラーな状況を体感できたのでこれはこれで楽しかったように思います。

しかしサイズがイマイチ伸びなかったのは無念・・・筑後川ランカーはまだ遠い。

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モンスターキスの地元・富山で、年間250日以上フィールドに立つシーバスジャンキー。身近に釣れる大型肉食魚というギャップ、非日常感に魅了され、そこに飽き足らず全国各地のシーバスを求め遠征。「自力で探し出す魚」を重視し、ノーガイド、ノー情報でアウェイの地を駆け巡る。過去3年の釣獲シーバス(全て岸釣り。ランカーは80cm以上)は、2022年309本/ランカー37本MAX100cm、2021年211本/ランカー32本、2020年216本/ランカー20本、北陸・甲信越地域に展開する量販店「FISHERS」が夏と秋に主催するシーバスダービー過去3年間全6回で4回入賞(優勝1回、準優勝1回、3位2回)