グレ・プラッギングの萌芽。「LIGHT-CRUISE」と「SOGINY」を使い分ける、関東のアフター5。

春から関東在住になった、大阪出身の殿河です!

今回は、「Shinkirow」シリーズの中でもライトな2本、「LIGHT-CRUISE 58/63ULS」と「SOGINY 64/610LS」について、僕なりの視点でメバリングを中心に使い分けについてレポートしていきます!

各ロッドの詳細については発案テスターの池尻テスターのレポートと、なっつテスターのレポートを読んで頂ければと思います(動画も埋め込んであります)

……ライトゲームは僕にとってメインの釣りでは無いものの、ある程度いろんな釣りを経験した上で、最近は潮と風、地合のタイミングを読んで、それがハマるとしっかり答えが返ってくるこの釣りの楽しさを再認識しているところです。

昨年度まで大阪に住んでいた時は、気温が低下してきて釣り物が無くなってくる冬季、大阪南部や淡路島へメバルやアジを小型中心ながらジグ単で攻めるスタイルに落ち着いていました。

去年までのモンキスロッド群の中のライトロッドと言えば「HUNTERS HT-6×4S」。

南方のやや重めのプラグやジグを使うライトゲームやカマスゲームにはちょうど良かったのですが、1g以下のジグ単の繊細な釣りには硬く、一般的なライトゲームには適正とは言い難いロッドでした。

そんな状況が2024年に発売された「Shinkirow」シリーズで一転。

ライトゲーム向けにも「LIGHT-CRUISE 58/63ULS」と「SOGINY 64/610LS」、「LUZ- AZUL 76/82MLS」の3本がラインナップされました。

まだ肌寒い早春、先ずは最もライトな「LIGHT-CRUISE 58/63ULS」から使って見ました。

これで、軽量ジグ単の釣りも快適にできる!

年度末に関東に引っ越してからは、仕事終わりに夜な夜なメバリングへ!

ゴロタ混じりのサーフや、海藻びっしりの磯が豊富に存在し、地元大阪と比べ魚影が格段に濃くサイズも良い!

ということで4月、5月の凪の日はほぼ毎日メバリングに行っていました。

仕事後の癒しとして、なっつさんではないですが、毎晩でも楽しめる、状況を追い続けられるのがライトゲームの魅力だと思います。

とは言うものの引っ越して最初の二週間ほどはポイント探しに苦戦し、また関西で親しんだ「LIGHT-CRUISE」+1g前後のジグ単スタイルで釣行していたので小メバル一匹の釣果に……。

どうしたものかと悩みつつ、いつものgoogle mapと睨めっこ。

ふと家の目の前のサーフに目が留まり、凪を見計らって出撃するとビンゴ!

いきなり25㎝ほどの良型が連発しました。

このポイントは干潮前に地合いが来ることもあって水深は1mほどのシャロー、そしてヒットポイントが20mほど沖のシモリ周り、ということで4㎝・3gほどのシンペンを中心にローテーション。

LIGHT-CRUISE」の63ロングモードにきっちりルアーの重みを乗せてかっ飛ばし、じっくり表層を引いて、大きいメバル特有のモゾッとしたアタリをソリッドティップでオートマチックに掛けていく釣り……かなり面白いです笑。

暫くこの釣りで楽しめそうだなと夜な夜な出撃しておりましたが、ふと、磯の方が更にサイズが良いのでは?と気になり出して早速釣行!

すると問題発生。

シーバスやチヌ、グレ等、ミドル級ターゲットが頻繁に掛かり始めました笑。

エクステンションシャフト部以外は、全セクション並継のハイテーパー構造、ティップの繊細さに対してバットにパワーがある「LIGHT-CRUISE」。

獲れるは獲れるのですが、堤防ならまだしもシャローの磯でドラグジャージャーのギリギリ目一杯のファイト。

引きの強さも、エサ釣り師には人気の理由になっているグレ。

LIGHT-CRUISE 58/63ULS」で30台後半サイズとのやり取りは、かなりスリリング!

これはこれで楽しいのですが切られるのも時間の問題かな?と思っていると、見かねた吉田さんが「SOGINY 64/610LS」を送って下さいました!

これによって使うプラグはそのまま、ロッドだけパワーアップ。

SOGINY 64/610LS」はプラグなら5g前後が最適パワーで、3g前後のプラグを投げるならしっかり重さがのる「LIGHT-CRUISE」よりもルアーの飛距離はやや落ちる印象ですが、掛けてからのファイト重視のチョイス。

これにより、嬉しい外道たちに余裕を持って対応できるようになりました。

どちらの竿でも組み合わせるのは、C2000番スピニングに、PE0.4号、リーダ-1.5号で通しています。

プラグによるグレ攻略に関しては、黎明期以前の段階。

最初はマグレだと思っていましたが再現性を感じるくらいには釣れたので、“グレプラ”とでも称して、来年はより早い時期から、狙って真剣に取り組んでみようと思います!

SOGINY 64/610LS」は、ティップがチューブラー、“掛け”ていく釣りが得意な竿。

ソリッドティップで、“乗せ”が得意な「LIGHT-CRUISE 58/63ULS」とは、ティップ特性でも使い分けて楽しめます。

SOGINY 64/610LS」による、アタリが出ると積極的に掛けていくスタイルでも、メバルも問題なくキャッチ。

SOGINY」ではバイトもやや硬質に、ハッキリ感じられます。

日が上がってから、ルアーをプラグからマイクロワインドに付け替え、堤防際に落としてチョンチョンするような、ルアーにアクション入力するようなライトゲームにも、「SOGINY 64/610LS」ベストな硬さとレングスですね。

アクション入力するライトゲームといえば、ツツイカ系を狙ったライトエギングにもSOGAINYはベストマッチ!

~2.5号までの軽量エギをチョンチョンとしゃくり、小さいツンッというアタリを掛けていくこの釣り。

肩の力を抜いて楽しめる、まさに「SOGINY 64/610LS」のコンセプトに合った釣りだと思います!

……そんな感じで強い魚が多いと想定される場所やシャクる釣りにはチューブラーティップの「SOGINY 64/610LS」、メバルを中心に飛距離が欲しい時やジグ単も使う、アジングもしたいって時にはソリッドティップ「LIGHT-CRUISE 58/63ULS」、関東でのライトゲームを楽しんでいます!

皆さんもフィールドや対象魚ごとに使い分けてみてくださいね!

地元の癒しの釣りも、更に楽しみ方が広がると思います!

それではまた!

<関連ページ・レポート>

関西地方在住。幼少期より磯釣り好きの父・祖父の影響を受け成長した、国内外を飛び回るロックショアマン。大学院では近年関西で増殖する外来魚を研究、日本の釣りの未来に想い馳せる知的一面も持ち併せる。バイクや車弄りの趣味が昂じて、車中泊仕様にカスタムしたマニュアル軽バンで釣りに調査に走り回る日々。「MX-9S」「MX-7S」を軸とするスピニングタックルメインのスタイルで、「ロックショアをもっと安全に楽しめるよう、マルチピースロッドを未来の主流に!」と情熱を燃やす。