受け継がれる遺志。すべてが未知数の自由人・川上克利。

初めまして。新しくフィールドテスターに就任した川上克利(カワカミカツトシ)です。

「カワカミって誰ぞ?」って方がほとんどかと思いますので、簡単に自己紹介をさせてもらいます。

2002年生まれ。新潟で生まれ育ち、中学時代は雷魚ゲームにどハマり。高校では一般的なアルバイトが禁止だった為、代わりに高校2年時から釣りと生き物を中心に、ウェブ上でライター活動を開始。卒業後の現在は、その延長線上で釣りを楽しんでいます。

僕が”モンスターキス”を知ったのは、YouTubeの阿部洋人さんの動画がキッカケでした。画面越しに伝わる狂気じみた熱量にあてられたことが、僕の人生の方向を少し変えてくれました。

そしてモンスターキスの代表作であるディアモンスターに興味を持ったのですが、高校生の僕にとってはかなり高価なロッドだという事で手が出なかった。

そんな時、モンスターキスからNEWブランド・ハンターズがリリースされ、即バイト! 昨年2021年はハンターズシリーズと、小物用としてのサブロッド「Dear Monster MX-1」だけで釣り通してみました。

HUNTERS HT-6/7」では“新潟の宝”ウケクチウグイを釣捕。新潟県の高校生最後の魚としてふさわしい、最高の形で高校生活を終えられました。

そして高校生という肩書きが消え、ただの自由人になった4月。マルタウグイを狙いに足を運んだ関東の地で、後にターニングポイントとなる魚と出会ったのです。

「アリゲーターガー」

僕をモンスターキスと結びつけたキッカケになった魚。亡くなった阿部さんへの憧れもあり、この魚を絶対に抱いてやると心に決めたのですが…。

今まで釣った魚とは比べ物になりませんでした。完全に自分の経験値不足、釣りが下手くそな自分を呪いました。

タックル的には取り込めた場面でも、自分の判断ミスで惨敗。

何度も「そのうちアメリカ行って、サクッと釣っちゃおうかな……」なんて考えが脳裏に浮かびました。

でも、それで満足しようとするような、つまらない男にはなりたくなかった。

「この魚を釣ったらナニカが確実に変わる。」

しぶとく。しぶとく。何度も通いました。

ポイントは関東の一級河川、魚を見つけることすら一度も無い状況でも、新潟から高速バスで関東まで、とにかく通い続けました。

少しづつ。自分の技量を高め。釣り純度を高め。

どんなコンディションでも歩き続けました。 

そして夏の終わり8月29日。

抱きしめたアリゲーターガー、鎧のようなガノイン鱗は、

青春を竿に賭けた、大好きな阿部さんの匂いがしました。

HUNTERS HT-7/8」の黒い7フィートモードにて。このイッピキが多くの出会いを僕にもたらしてくれました。

その後もハンターズを持って日本各地を放浪し数多くの魚と出会いました。

HUNTERS HT-6/7」にスプーンを付けたまま歩き、見つけた水辺で魚を狙った離島旅。

秋には悲願だった「野良アオウオ」と出会う事が出来ました。

小場所だったこともあり、ガーの時と同じHUNTERS HT-7/8」の7フィートモードがバッチリハマった。状況に応じて長さを変えられるロッドの強みを強く感じた魚でした。

具体的な使用感などは別レポートで書きたいと思いますが、僕にとってハンターズシリーズは正に手の延長。 

「自由自在でありながら、最も信用出来る存在。」

これはモンスターキスのイメージからもそう遠くないのではないでしょうか?

というわけで、今後も皆さんに”インパクト”を届けられればなと。

お楽しみに。

中部地方在住。幼少期の海釣りにスタート、中学時代はライギョ釣りにハマり、以後淡水魚釣りに傾倒する。高校2年時から釣りや生き物に関するライター活動を開始。卒業後もバックパッカースタイルで日本中を駆け巡り、持ち前の意地と諦めの悪さで憧れの魚たちを抱きしめてきた。2021年には、日本国内では過去最大級と思われるアリゲーターガー(167cm)を釣り上げ、地上波テレビにも出演。好きな飲み物はドクターペッパー。