大阪の野村です!
今回のレポートは、最近何度かバス釣りに行った時の体験を。
実は僕……本気でバス釣りをするのは何年ぶり??ってくらいなので、先輩方に同行させて頂きました。
「どうしせやるなら、楽しい釣りを!」っと思って8割以上はビッグベイトを投げてます。
タックルは以下の通り。
〈ビッグベイト用〉
ロッド:「Dear Monster MV-75」
ライン:ナイロン20lb
ルアー:ジョインテッドクロー178等、2オンスクラスビッグベイト各種

〈マグナムベイト〉
ロッド:6’8″ftの自作ロッド(テスターのお話をいただく前から作って使っていたもの)
ライン&リーダー:PE6号+ナイロン120lbリーダー/PE5号+ナイロン80lbリーダー
ルアー:尺ONE等、10オンスクラスまでのマグナムベイト各種

えっ〜と。
バス釣りなら、マグナムベイト用のタックルバランスは違和感しかないですね(笑)
マグナムベイト用ロッドは僕が趣味でアカメ用に作った3本作った内でも一番強いロッドなので、全てが強めです。
ただ「強い」と言っても、棒では意味がなく、比較的柔らかさを持つブランクを使っています。
と言うのも僕は身体が細いので(服はSサイズ)、ヘビーウエイトを継続して投げるには、「ルアーのウエイトをロッドに乗せ、テイクバックでロッドを十分曲げて飛ばす」コレに行きつきました。
もう一点。
ティップを硬くすればルアーのトゥイッチやジャークは楽になりますが、硬過ぎるとバイトを弾く可能性も高まり、ことアカメはバイトの衝撃やファイト時の身体への負担が物凄いんです……(汗)
それ等を吸収する事も視野に入れ、選択・製作しました。
尺ONEで出したシーバスなんかがメモリアルフィッシュですね。

ちなみに、自作ロッドのラッピングはオールシングルラッピングで制作しました。

ダブルラップがどこまで強いのか。
逆にシングルラップだと、どれほど弱くなるのか。
現在進行形ではありますが、シングルでも問題無く使えてるのが現状です。
ディアモンスターの現行モデルであれば、7フィートジャストの「Dear Monster MX−∞」が10オンスクラスのマグナムベイトのキャストや釣りに適合します。
……で、(前置き長くてすみません)今回そんなマグナムベイトタックルでバスを狙って来ました。
到着した先で、とんでもないサイズのスクールを発見し、しかしその時組んであったタックルはマグナムベイト用しかない!
「ま、いっか!」と回遊の遥か先にマグナムベイトを「ッッダッパーーン!」。
どうせ散るんだろうな〜と見ていたら1匹が反応し、それに連れて20匹程に囲まれる異常な光景に…。
そして軽〜くトゥイッチを入れた瞬間にバイト!
「くぅぁああ!せっかくのバイトやけど乗ってない!!」と思ったらそこに居た全てのバスにスイッチが入ったようで、マグナムベイトにバイトラッシュ!
例えるなら、大型水槽でフィッシュイーターの餌やり状態(笑)
その間ジャークどころか、トゥイッチさえ入れなくても、バイト→揺れる→バイトのループで先輩と大爆笑に。
腹抱えながら、合わせる瞬間を見ていたらやっとルアーが引ったくられフッキング!
本気の爆笑しちゃってて全く巻く力が入らない中なんとかキャッチ出来ました(笑)

今思えば「合わせても巻かなかったら3匹くらい釣れてたんかも?」とか考えますね。
二度とこんな経験出来ないなと(笑)
相手がバスであっても、マグナムベイトを投げられるタックルを用意して行くことで、特にこの時期は奇跡みたいな光景に遭遇できるかも?です。

さてさて。
偶然の出会いだったマグナムベイトの一匹とは異なり、狙い済まして獲るビッグベイト用の釣りには「MV-75」を使用しています。
縦のストラクチャーに対し、ビッグベイトをヨタマキして、緩急をつける軽めにトゥイッチを入れると……下から口が出てきて「ドンッ」。
「MV−75」は2オンスくらいのルアー操作に優れてると感じてます。

ただ、「操作」に優れる分、必然的に「乗り」はウデやタックルで補ってあげる必要が生まれます。
これまでその辺りをロッドで、既存のブランクをガイドセッティング等で自分好みに仕上げることで対応していたのですが、モンキスのテスターに就任し、ある意味で“「MV-75」縛り”になっている現状では、竿以外の精錬に考えを巡らせる機会になっています。
即効性がある対応策としては、ライン(沈むフロロでスラッグを多くとったり)での試行錯誤が、正解に近いと感じています。


横から本気食いの魚にはそこまで神経質になる必要はないかもしれませんが、吸い込む力が弱く、後ろから食う魚にはPEラインは向いていない、モノフィラメントラインと差が生まれている気がしますね。
痩せてましたが、64cmまで出ました。

なんて言うんですかね?
一般的に伸びのないPEは高感度と言われていますが、アタリが全くわからず「気付いたら着いてた。」って言うバスもいて……。

現状、ナイロンでやってますが、フロロを含め、今一度ものフィラメントラインの可能性を試行錯誤していければなと。
近い将来、モンキスで自分好みのロッドを仕上げた際には、相乗効果に期待ですね!
そんな、バス釣り復帰戦でした!